Velbon CX-888を買ったけど使いにくかったので、使いやすくプチ改造してみた
写真を撮るときにあると便利なもの。
そう、三脚です。
東京に住んでいた頃、秋葉原の電器屋で12000円くらいのものがセールで3000円くらいになっていたのを買ったものを、持っていたのですがちょっとした事情があって手放してしまいました。
最近写真を撮る機会も多いし、作品を撮影する時などは、無いと困るので新しく購入することにしました。
近所のヤマダ電機を訪ねたところ、値段も手頃で作りもしっかりしていそうなVelbon CX-888という三脚を購入しました。
価格は約3000円でした。
あとで調べたら、同じメーカーのCX-444という製品の海外バージョンのようですね。
立派な専用のケースが付属していて、素材はアルミとプラスチックでできているようです。
作りもかなりしっかりしているように見えます。
これならばカメラがブレてしまうことはないでしょう。
このようにハンドルを回してエレベータのように高さを微調整する機能もちゃんとついています。
小さいものをマクロ撮影するときなどは本当に便利です。
う〜む、このクオリティでこの価格なら良い買い物だったと思います。
でもいろいろ触っているうちに少し気になるところが2点ほど見つかりました。
安いけど、ちょっとだけ不満があったので、ちょこっとだけ改造
まず、脚ロックレバーやエレベータの動きが硬く、スムーズでないという点です。
これは使っているうちにこなれてきて柔らかくなるかもしれませんが、カメラの高さ調整を頻繁にする場合はストレスになりそうです。
次に、ところどころに「バリ」があって触ると指が痛いことがあります。
これは使っているうちに良くなるものでもないですし、写真を撮るたびに引っかき傷ができるようでは困ります。
安かったし、しょうがないかなあと思いましたが、せっかく買ってきたものなので、この三脚をプチ改造して使いやすくしてみることにしました。
なお、ここに書かれているような加工をしてしまうとメーカーの製品保証を受けられなくなってしまうと思うので、もしこのような加工を自分で行う場合は自己責任でお願いします。
用意するものはシリコンスプレーと紙やすりです。
両方とも、ホームセンターなどに行けば普通に売っているものです。
紙やすりは240番〜320番くらいの、中くらいの目の粗さのものがようでしょう。
これをハサミ等で小さくカットします。
ハサミは紙やすりを切ってしまうとすぐダメになってしまうので、多少不格好ですが指でちぎって使用しても良いと思います。
まず最初に、脚ロックレバーなどのバリを取ります。
このように、紙やすりを気になるところに当てて細かく動かして、丁寧にバリを取っていきます。
指で触っても痛くなくて、滑らかになればいいです。
今回は240番くらいの紙やすり1枚だけを使ったのですが、もっと滑らかに美しく仕上げたい場合は240番→400番→800番というように紙やすりをだんだん細かくして何回も磨けば更に綺麗に仕上げられると思います。
気になるところのバリを全て取り除いたら次の工程です。
動きの硬い可動部分に、付属の細いノズルを使ってシリコンスプレーを注入していきます。
後で拭き取るのが大変になってしまうので、必要な量だけを少しづつ噴射するのがコツです。
シリコンスプレーはプラスチックや木材の潤滑剤や、離型剤などに用いられます。
5-56と違って、こういうプラスチックの製品にも使えるので一本持っていると重宝します。
気になるところ全てに、シリコンスプレーを注入し終わったらはみ出てしまった部分を、ティッシュペーパーや柔らかいウエス(ボロ布)でしっかり拭き取ります。
今までの硬さが嘘のようにスムーズに可動部が動くようになりました。
また、バリがとれて滑らかになったおかげで手も痛くありません。
これならば気持ちよく写真が撮ることができそうです。
10000円位の価値はあるなあ。
というのは冗談ですが、道具というのは最初に、少しだけ手間をかけてメンテナンスしてあげることで愛着をもって長く使うことができると思います。
さて、これで三脚も手に入ったし次は一眼レフほしい…