デジタル認知症とかいみわからん

メモリ

iPhoneでネットニュースを見ていたら、下記のような記事を見つけました。

参考:若者に増える「デジタル認知症」の危険性(Mocosuku Woman) – goo ニュース(元記事が削除されてしまったようです。)

何やら、「デジタル認知症」という聞きなれない名称の病気が流行っているとのことです。
これ、若者がパソコンやスマホなどでいろんな情報を即座に知ることが可能になったことで、それに頼りすぎて、認知症のような症状が出ているということなのだそうです。

一方で、アタマを使わないことによって発症する新たな認知症も出てきています。
それが、「デジタル認知症」。

若者に増える「デジタル認知症」の危険性(Mocosuku Woman) – goo ニュース』より引用

たしかに、これに関しては否定出来ない部分もあります。
漢字とか、簡単なものでも手書きだと書けないことがありますからね・・・

でも、腹立たしいのは「コメディアンの萩本欽一さんが73歳にして大学に合格したニュース」と共に「デジタル認知症」というものをとりあげている点です。
もうね、意味がわからないのですよね。

73歳の人間が大学に受かったということと、若者のデジタル機器への依存の問題は全く関係ありませんからね。
欽ちゃんに便乗して若者批判をしているだけです。
上記リンクの記事は老人が若者に対する歪んだ感情を当て付けのように書いた物としか思えません。

そもそも、「デジタル認知症」とか言う病気になるからとか言って、デジタル機器の使用を制限させようとする考え方は間違っています。

まるで、「デジタル機器を使う=頭を使わないこと」と言っているのがいみわからんのです。

技術が発達し続けている現代だからこそ、もっとどっぷりとパソコンやスマホを使いこなしていくべきなのです。

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デジタルな技術をもっと使いこなすべき

インターネットの発達によって、今では誰でもいろんな情報を即座に得ることが可能になっています。
殆どの人間がスマホやパソコンを所有しているわけですから、分からないことがあれば、検索をすれば大抵のことは情報を得ることができます。

ものすごく便利な世の中になったものだと思います。

老人はコンピュータが苦手

でも、やはりと言うかなんというか、それについてこれない人間というのも、世の中にはたくさんいて、それは主に「老人」です。
老人というのは(これは仕方ないことですが)脳みその中身が固くなっているので、新しいことを覚えたり受け入れたりするのが極端に苦手なのです。

例えば、「電脳コイル」というアニメに出てきた「メガばあ」というキャラクターなどは非常にデジタル関係のプロフェッショナルと言った感じで、個人的にものすごくかっこいい存在だったと思います。

でも、それは創作の中だけの話で、一般的な普通のお年寄りはデジタル関係に明るくないというのが普通です。

某電気店で「PCの初期設定」だとか「無線LANの設定」などの有料サービスが成り立っているのがその証拠です。
いまどきの普通の若者からすると、そんなことで2000円とか5000円もの金額をとるというのは考えられないことですからね。

そんなわけなので、「デジタル認知症」などというよくわからん病気は老人のひがみか何かから生まれたものではないかと思うのです。

もっと使いこなすべき

73歳の欽ちゃんが大学に受かったというニュースはすごいことです。
「すごいけどそれがどうした?」と、萩本欽一さんのファンでも何でもない僕からすると思ってしまうわけなのですが、そんなニュースよりも、もっと大事なのはもっともっとデジタル機器を使いこなす必要があるということなのです。

パソコンやスマホを使いすぎると、デジタル認知症になるから!とか言って、使用を制限するとかそういうのは今の時代の流れに逆行する考え方です。
むしろ、それらのコンピュータをしっかりと使うことができている人がどのくらいいるのかと言う話なのです。

ちゃんと使えば使うほど、コンピュータと言うのは奥深くて、情報を得ること以上に便利なものなのです。
そして、それを使いこなしている人間がどれほどいるのか?というのもものすごい疑問なのです。

カレンダーを家族と共有していますか?
クラウドストレージを利用していますか?
紙媒体はスキャンしてEvernoteに保存していますか?

そう言う基本的な事をしていない時点で、もっともっとデジタル認知症などと言うものを気にせずに、デジタルにもっとどっぷりと浸かるべきです。
だって、すっごく便利ですからね。
こんな便利なものを、「努力こそ素晴らしい」みたいな根性論で台無しにしてほしくありません。

老害のひがみで、「デジタル認知症」とか言う、へんな言葉を作らない欲しいです。
はっきり言って迷惑ですから。

ダメな人はダメなのよ

こうした状況は未発達な脳であるほど影響を受けやすく、IT社会の韓国では、脳がバランスよく成長せず情緒不安定になったり、記憶力が極端に低下する若者もあらわれているといいます。
そんなデジタル認知症になってしまうのを予防するには、 意識的にスマホやネットから離れる時間をつくること。

若者に増える「デジタル認知症」の危険性(Mocosuku Woman) – goo ニュース より引用

上記引用文のおかしいところは、スマホやネット自体を悪者にしようとしているところです。

そもそも、ネットに接続することだけで駄目になる人は何をやってもダメなのです。
そんな人と同じ尺度で、健常な一般人を同列に語るのは間違っています。

そんなにも極端に記憶力が下がるとも思えませんが、だからといって何なのでしょうか?
その時はまたググれば良いのです。

だって、われわれはスマホというデジタル端末を常に持っているわけですからね。
むしろスマホを第2の脳としてセットで考えていくのが、これからの正しいデジタル機器とのつきあいかただと考えています。

まとめ

インターネットを始めとした技術の発達と言うのは人類の進化の一部です。
そして、それを良しと思わない人間がいるというのも、歴史上でずっと繰り返されてきたことだそうです。

こんなに便利な道具を使わないなんてもったいないです。
それだけ、苦労だとか努力をしさえすれば良いと思っている人が多いということなのでしょうけどね。

ハンターハンターみたいに、制約と誓約で技のパワーが上がる!とかならば良いのですが、現実はそうではありません。
そんな、ファンタジーな努力論はこの世界では必要ないのです。

かつて「ゲーム脳」とかいう言葉が流行ったように、「デジタル認知症」というのも、急に発達してきた技術に対する(適応できない人の)ひがみのようなものなのだと思います。

むしろ、常にググったりデジタル機器を使用することができるような環境を世の中は作るべきなのですよね。
Wifi環境を整備したりとか、講義で板書を写メしても良いようにするとか・・・

最近だとスマートウォッチなんてものも登場して、ますますわれわれとデジタル機器との親和性が強くなっていますから。

万が一、ちょっとくらい記憶力が弱くなったとしても、大丈夫なくらいにインターネットがもっと身近になれば良いと思います。
若者に限らず、人はデジタル認知症を恐れずにもっともっと、現代の技術を使いこなすように努力すべきです。

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