【EP-TUBE203】2つの真空管が大きな目玉のように見える作品

EP-TUBE203

やっとのことで作品が完成しました。
タイトルは『EP-TUBE203』です。
いつものように真空管や抵抗やコンデンサなどの電子パーツをハンダ付けして制作したアート作品です。

今回はあまり急がないで制作したので、制作期間としては1ヶ月半以上もかかってしまいました。

この作品は前回や前々回に作った作品とは違って真空管を2つ使用しているのが特徴です。

【EP-TUBE101】真空管と電子パーツをハンダ付けして作った生物のような作品

【電子部品ハンダ付けアート】戦闘力高そうな作品が完成したよ!【EP-TUBE102】

2つの真空管が大きな目玉のように見える作品に仕上がりました。
僕の制作した作品としては、今までにないような雰囲気の作品を制作することが出来たと思います。

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電子パーツ(真空管、抵抗、コンデンサ等)をハンダ付けして作った立体作品

EP-TUBE203

この作品『EP-TUBE203』は様々な種類の電子部品を使用しています。
正確な数は数えていませんが、今回も2000個以上のパーツを1つずつハンダ付けしました。

なかなかに根気の必要な作業ではあるので、制作にはどうしても時間がかかります。
今回は8月の始め辺りから作業を開始したので、完成までには1ヶ月半以上も時間がかかってしまいました。

↓この作品の制作過程のまとめ

マケット制作は銅線をハンダ付けして行うと調子が良い

【虫っぽい】お盆は作品制作するに限るよね

【作品制作】真空管×2個、取り付けました

【作品制作】足と尻尾をくっつけて、パーツの密度が高まってきました!

【もうちょっとで完成】だんだんキモくなってきました【作品】

最近は作品制作以外にもやらねばならないことがあったりして、なかなか作業の時間を取ることが出来なかったのも、時間がかかってしまった原因だったりします。
今後はもうちょい制作に集中できる環境を作らなくてはなりませんね。

でもまあ、その分じっくりと作業をすることが出来てよかったかもしれません。

各部分のアップ

作品が完成したということで、いろんな角度から写真を撮りました。

EP-TUBE203

お腹側から見るとこんなかんじです。

EP-TUBE203

前足の部分のアップ。

EP-TUBE203

真空管は2つ使用して、飛び出した目玉のように見えるようにしました。
黄色くて細かいコンデンサがびっしりとくっついていて、ちょっときもいかもしれません。

EP-TUBE203

背中辺りもよく見ると「抵抗」以外にもいろんな種類の電子部品をハンダ付けしてあります。
ちょっとワニの背中みたく見えるかもしれません。

EP-TUBE203

尻尾の先端はかなりボリューム感があって、細い部分はムカデみたいにも見えるかもしれませんね

いろんな生物をハイブリットしたみたいなデザインを目指した結果こうなりました。

コンセプト

EP-TUBE203

基本的な作品コンセプトは前回前々回作った「EP-TUBEシリーズ」と同じです。

僕達が日々触れ続けている、デジタルな世界に潜んでいるかも知れない「生き物のような」存在を表現するというものです。
巨大かつ、流動的な生き物のような存在であるインターネットなどの内部で何か得体の知れないものがうごめいているような気がする・・・という設定です。

もはや誰もがスマホやPCを所持している時代ですから、仮にもしもそんなものが存在しているとしたら「恐ろしい・・・」と感じるかも知れませんね。

EP-TUBE203

今回制作した作品『EP-TUBE203』は2つの真空管を使用して大きな目玉を持った生物のようなデザインにしています。
これは、実は意味がありまして、それはネット上のコンテンツの多くが視覚情報に頼ったものが多いから・・・という理由からです。

つまり、「目に頼って視覚情報を効率よく得るための進化をした生物」という設定です。
ディスプレイに映し出される映像や文字列を眺める・・・というのがインターネットの主な利用方法ですからね。

EP-TUBE203

そして、それを利用している我々は、『EP-TUBE203』のように目を飛び出させるように、画面を凝視しているのではないでしょうか。

この生物はわれわれ人間と同じように『目』が発達しているというわけです。
言ってしまえば、デジタル機器を操作する人間を映し出す鏡のような存在というわけなのですね。

EP-TUBE203

この作品は、現在あまりにも発展して、多くの人間が依存しすぎているデジタルの世界に対する批判というわけではありません。
それが何を意味するのかは、人それぞれで考えるべきです。

ただ、人間の(目に見えない部分での)形というものが時代に応じて変化しているというのは事実でしょう。
その事実に対して、作品を通してどのように考えたり感じたりするのか?というきっかけを与えることにはなるはずです。

EP-TUBE203

それが、この作品シリーズの最大のコンセプトです。

まとめ

EP-TUBE203

新作品『EP-TUBE203』がやっとのことで完成しました。
『EP-TUBEシリーズ』の3作目ですね。

「電子パーツで構成されている生き物」と「デジタルの世界」が作品のコンセプトということで、『EP-TUBE203』は真空管を利用した2つの大きな目玉がポイントとなっております。

電子部品のハンダ付けをひたすら繰り返して、立体作品を組み上げるということで、作るのにはどうしても時間がかかってしまう作品です。
今回の作品は特に時間が多くかかってしまったわけなのですが、その分じっくりと作品の彫刻的なバランス感を考えながら作業を行うことが出来たように思います。

そうそう、それと『EP-TUBE203』を制作している際には、作業風景をウェアラブルカメラで動画を撮っています。
なので、編集作業が終わり次第Youtubeにアップロードしますね。

以上、『EP-TUBE203』の紹介でした。

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