昨日はブルームーンと言って、月が青く見える(かもしれない)日だったそうですね。
でも、うっかりしていて、月を撮影するということをすっかりと忘れていました。
でも、(普通の月ではありましたが)今夜もなかなかきれいな月だったので撮ってみましたよ〜
実は、月は今までに何度か撮影することにチャレンジしてきまして、だいぶやり方がわかってきました。
なので、自分なりの方法論もかたまってきた感があるので、そのやり方を書いていこうかと思います。
月は意外と簡単に撮影することが可能
月というのは、意外と撮影するのは簡単です。
コツと、ちょっとだけ良い(ズームできる)カメラがあればそれだけでOKなのです。
月を撮影するコツ
- 高倍率ズームが出来るカメラで撮る
- ピントを無限遠に設定する
- ISOを低く設定する
あとは全部オートで大丈夫なはずです。
1.高倍率ズームが出来るカメラで撮る
最近は、コンパクトデジカメの中でも「高倍率ズーム」が可能な機種が増えています。
僕は1年半くらい前に買ったNikonのP520という42倍ズームが出来るカメラで撮影を行いました。
でも、技術の発達というのはとてつもなく早いもので、今年になってから「非常に高性能でありながらズームもすっごくできるよ!」というカメラがたくさん発売されております。
特に「1型」とかの、センサーサイズが大きいもののほうが画質は良いので、資金の余裕がある人はそう言った機種を選択するとよいでしょう。
それと、理想を言うと一眼レフに大きいレンズをとりつけて撮影するのが一番ですが、カメラが趣味とか仕事という人以外には高価すぎるので、難しいかもしれません。(月を、満足いくくらいの画質と大きさで撮影できるレンズは、どのメーカーのものでも非常に高価なのです。)
10万円以内で買うことができると言う意味では、レンズが交換できないタイプの、高倍率ズーム機の方が手に入れやすいと思います。
2.ピントを無限遠に設定する
設定をいつも使っている「オートフォーカス」から「マニュアルフォーカス」に変えてください。
そして、ピントの合う距離を「無限遠」にしてください。
そうすれば、完璧に月にピントが合います。
去年は、それがわからなくてオートフォーカスで何度もリトライして、苦労してピントを合わせていました。
でもよく考えたら、月はとんでもなく遠くに存在しているわけですから、「無限遠」の設定にしておけば間違いないというわけなのです。
3.ISOを低く設定する
ISO感度を低く設定してください。
カメラのセンサーサイズにもよるのですが、これが高くなってしまうとノイズが激しくなって、精細さが失われてしまいます。
今回撮影した月は「ISO100」の設定での撮影です。
ちなみにシャッタースピードは1/125ですよ。
意外と月って明るいので、感度も低くても大丈夫なのです。
なので、天体の撮影には必要だと思われがちな三脚も必要ないのですよ。
やり方さえわかってしまえば、カメラを手持ちで、気軽に撮れちゃうのが月の魅力なのです。
まとめ
「月」を撮影するのに慣れてきたので、そのコツについて書いてみました。
上記に書いた設定以外は全部オートで大丈夫です。
撮影した後はトリミングをするとさらにそれっぽく見えます。
道具としては高倍率が可能なカメラを用意すれば良いだけなので、意外に思うかもしれませんが、ハードルは低いかと思います。
条件さえ揃えば、誰でもそれなりの月を撮影することが可能なのです。(性能の高い一眼レフとレンズを手に入れればプロ並みの写真も撮れるでしょうが、すっごく高いです。)
僕が今回使用したカメラはP520という、もはや今では電機屋さんで売っていない型番のレンズ交換出来ないタイプのカメラ(コンパクトデジカメ)です。
そんなカメラでもこのくらいの月を撮ることができるのですから、最近のもっと高性能なカメラならば、もっと精細な写真を撮ることが可能なのだと思います。
月は晴れていればどこでも見えるし、コツが分かれば簡単なので、是非良い月が出ている時を狙って、撮影にチャレンジしてみてください。