数日前も書きましたが家では僕と僕の奥さんは一週間おきに料理当番を交代しています。今日は僕の当番の最終日です。
今日の晩御飯のメニューは豆腐ハンバーグでした。豆腐は木綿豆腐を使い、少し豚の挽肉も入っていますがヘルシーでとても美味しく出来ました(^^)
このブログ「アートなモノ」では料理のことはたくさん取り上げていこうと思っています。
一応、このブログでは僕の周りでの「アートなモノ」を見つけて紹介していくはず!なのです(^_^;)
料理のことを取り上げていくのは、料理はアートの一種だと思うからです。
料理はアートなのか?
アートの定義については僕自身もしっかり説明できるほど、まだ良くわかっていません。なので、厳密にこういうものだ!と断言することは避けようと思っています。
ただ、言えることはアートは人間の生きる中で必要不可欠な要素の一つだということです。そもそも現代の日本で「アート」と言われた時に本来の意味である、(純粋な)芸術を意味することは少ないです。「芸術的なシュート」というように形容詞としてつかったり、「アート引っ越しセンター」のような意味のない用い方をすることもあります。
ここでは芸術、デザイン、工芸、音楽、などを含んだ広い意味でのアートとしてとして書いていきたいと思います。
動物は料理をしない
人間の三大欲求には食欲、性欲、睡眠欲、があると言われています。どれもが、人間が生きていく中で大事なものです。
この中で料理は「食欲」と関係しているのがすぐわかると思います。しかし、ここでも考えなくてはならないのが、「栄養を摂取する」という生命維持に必要な行動とした場合「料理」というものは必要ないということです。
動物は料理をしませんからね。草食動物は植物を、肉食動物は他の動物を丸かじりです。しかし、人間は料理をします。なぜでしょう。
アートは欲求を促進させるためのもの
ここで、話をアートに戻します。僕は、先ほどアートは人間が生きていく中で必要なものだと書きました。しかし、人間の三大欲求でどれにアートが当てはまるかというと明確な答えはすぐに出せないと思います。
僕が思うに、アートというのはこれらの人間の生きていく中で必要な欲を促進するスパイスのようなものだからです。
たとえば、女性が化粧をして「今日のデートは何を着て行こうかしら?」とおしゃれをするとのは、言ってしまえば男性に対して自分が魅力的であることをアピールする行為です。
もちろん現代社会においてはTPOに合った洋服を選ばなくてはならない場合が多いですが、原初的な目的は「求愛行動」だと思います。これはメスがオスと繁殖のために出会うための行動といえるので、最終的には「性欲」に関係してきます。
そして、このおしゃれをするという行為は、自身をきれいな服や化粧で「装飾」しているということです。装飾というのは、デザインや工芸の分野の一つです。故に、これは広義での「アート」であると言えます。
料理は食材を装飾する行為
料理というのは、人間が食材に味をつけたり、食べやすく刻んだり、美しく盛り付けたりする行為です。
例えば、元はただの生肉でも、アツアツに熱した鉄板で両面とも良い焼き色が付くまでこんがり焼けば、ジュワーッと肉汁の滴る美味しそうなステーキが出来上がります。
調理するということは、食材を「装飾」しているということになるのではないでしょうか。
こうして、料理は、匂い。見た目、味、食感などにより、食材の状態よりも食欲が増大させます。
今、このチャーハンを見て「おいしそう」とか、「お腹減ったなあ」とか考えたんじゃないですか?まさに人間の三大欲求の「食欲」が促進された瞬間です。
故に、料理はアートの一種であると言えるのかもしれません。
美味しい料理を食べるとなぜか元気が出ますよね(^^)
料理をアートの1つの側面であるとするならば、アートは人間が人間らしく、そして心身ともに健康に生きていくために必要なものと言えると思います。料理を作る時は作品を作るような気持ちで真剣に取り組まなくてはならないですね。
ではまた。