先日、山梨県富士吉田市にある吉田のうどんの人気店「たけ川うどん」にうどんを食べに行ってきました。
すぐ近くに富士五湖の一つである河口湖があって、最近は富士山の世界遺産の登録などもあって観光地としてにぎわいを見せている地域にあるお店です。
吉田のうどんは山梨県の郷土料理の一つです。
極太の非常に硬くてコシのある麺と「スリダネ」という練り唐辛子のような調味料、それに馬肉、キャベツなどが特徴のうどんです。
その吉田のうどんのお店の中でも「たけ川うどん」は富士吉田市出身の元同僚が言うには一番おいしいお店なのだそうです。
1年ほど前に一度行ってからというものすっかりはまってしまい、たまにたけ川のうどんを食べるために富士吉田までドライブがてら訪れることもあります。
吉田のうどんのお店、たけ川うどんに行ってきた
短い営業時間
たけ川うどんは地元の人気の吉田のうどん屋さんです。
開店と同時に多くのお客さんで賑わい始めます。
混雑時は基本的に相席になってしまうことが多いです。
また、営業時間はものすごく短いです。
開店が朝の10時半で閉店は1時半です。
約3時間ほどでその日の営業が終了してしまいます。
普通ではありえない短さですよね。
それでも十分にやっていけるくらいにお客さんが来るということなのでしょう。
肉うどん 中盛を注文
たけ川うどんのお会計システムはちょっと変わっています。
お金は前払いなのですが支払うタイミングが初見ごろしです。
まず店員さんの案内で席について、注文内容が決まったら店員さんに注文を伝えます。
そして、うどんが運ばれてきた時に店員さんに代金を支払うのです。
ここで、注意しなくてはならないのが注文したらすぐに財布を出してお金を用意しておくことです。
なぜなら、注文すると約20秒位でうどんが運ばれてくるからです。
素晴らしいスピードです。
お金をあらかじめ用意していないと、ものすごく焦ってしまうことになります。
故に、たけ川うどんは人気店なのでいつも混んでいますが、回転率は非常に早いです。
今回注文したのは肉うどんの中盛り(450円)です。
僕は中盛りでもけっこうお腹いっぱいになってしまうのですが、大盛りでも650円なので非常にリーズナブルです。
吉田のうどんに入っている肉は基本的には馬肉です。
それにキャベツが入っていることが多いです。
肉は甘辛く煮こまれているものが入っているのですが、たけ川うどんの肉はそこまで甘味が強くないのが好みです。
スリダネと揚げ玉
いつも、テーブル置かれているスリダネと揚げ玉を入れてからいただくことにしています。
スリダネと言うのは練り唐辛子のような見た目の調味料で、吉田のうどんにはこれを入れてから食べるのがいつも楽しみです。
なんでもスリダネはお店や家庭によって作り方や材料が違うのだそうです。
中でもたけ川うどんのスリダネは絶品です。
可能なら作り方を伝授してもらいたいくらいです。
非常に辛いですが、たっぷりとスリダネを投入してから食べるとすごくおいしいです。
ただ辛いだけでなく、旨味や風味のようなものも追加されるような感じがあって、ついつい入れすぎてしまうのです。
極太麺
そして「たけ川うどん」のうどんの最大の特徴は極太の麺です。
極太と一言で言っていいのかわからないくらいのコシの強さと歯ごたえの麺です。
初めて食べた時はすいとんか何かかと思いました。
吉田のうどんは基本的に硬くて、普通のうどんのようなつるつる食べる感覚とは全く異なります。
歯ごたえを楽しみながら、わしわし食べるのが吉田のうどんの楽しみ方です。
そして、たけ川うどんの麺は、そんな吉田のうどんの中でも特に力強いように感じます。
スリダネを入れて辛くなりつつもコクのあるスープと、ごんぶとの麺の食感を楽しみながら食すのがいつも楽しみで、定期的に訪れてしまうお店です。
まとめ
たけ川うどんは以前勤めていた職場にいた富士吉田市出身の同僚に紹介してもらったお店です。
その人が言うには吉田のうどんのお店の中では一番なのだそうです。
その言葉に導かれて、たけ川うどんに行ってからというもの、すっかりファンになってしまいました。
富士山や河口湖も近くなのでドライブのついでに行くには良い場所にあると言えます。
たけ川うどんは営業時間が短く、独特な会計システムの上に、回転率も早くて長居はしづらいので、地元の人向けのお店という雰囲気があります。
観光で遠方から訪れたので、ゆっくりお店でくつろぎたい、という人にはおすすめできないお店です。
また、駅から少し遠い場所にあるので、車がないと行きにくいかもしれません。
でも、本当においしい吉田のうどんを食べたいという人には間違いのないお店だと思います。