パラパラご飯の豚ひき肉チャーハンの作り方、5つのコツ

豚ひき肉チャーハン 02
誰でもできる、ご飯パラパラのおいしい豚ひき肉チャーハンの作り方を紹介します。

チャーハンを作るときご飯がべたべたになってしまって悩んでいる人多いかと思います。
実は、パラパラなチャーハンを作るためにはコツがあります。

  1. 野菜は水分の出にくいものを選ぶ
  2. コンロの火は終始強火で素早く
  3. 最初に豚ひき肉を透明な油が出るまで火を通す
  4. 野菜をフライパンに入れる順番
  5. ご飯はよ~く温めておく

以上の5つのコツを実践すれば誰でも簡単にご飯がパラパラのおいしい炒飯が作れます。

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豚ひき肉チャーハンの作り方

材料

今回使用した食材は以下のとおりです。(二人分)

  • 豚挽き肉 100g~150gくらい
  • 人参 1/2本
  • 玉ねぎ 1/2個
  • 長ネギ 1本
  • にんにく 1かけ
  • ご飯 2人分
  • オイスターソース 小さじ2くらい
  • 醤油 適量
  • 塩 適量
  • コショウ お好みの量
  • 料理酒 大さじ1/2くらい
  • サラダ油 適量

豚ひき肉チャーハンの材料

1、野菜は水分の出にくいものを選ぶ

上記の材料の中の野菜は冷蔵庫の中にあるものを適当に選んだ結果なので、他の種類の野菜でももちろんOKです。
ただし、野菜には熱を加えると水分が大量に出てきてしまうものがあります。
そのような野菜はなるべく避けたほうが良いです。

水分がたくさん出てくる野菜の例

  • 白菜
  • 大根
  • 小松菜
  • もやし
  • ほうれん草

水分があまり出てきにくいの野菜の例

  • ピーマン
  • 人参
  • 玉ねぎ
  • ニラ
  • きのこ

人参のみじん切り
野菜を写真のように大体5ミリくらいに細かく刻みます。
かなり細かいですね。
最初に丁寧にみじん切りをすることによって、火が早く通るようになって炒める時間を短縮することで、水分の流出を防ぐことが出来ます。
パラパラチャーハンを作るコツは「水分との戦い」と言っても過言ではありません。

2、コンロの火は終始強火で素早く炒める

野菜を全てみじん切りにしたら早速炒め始めたいところなのですが、ここで大事なことが1つあります。
炒めるときに必要な材料と調味料は、全て使いやすいようにキッチンデーブルの上に出して用意しておくことです。
とにかく炒める作業は素早さが命です。
料理店で、厨房は戦場なんていうことがありますが、そんな慌ただしい中で何か用意していない材料があったらすごいテンパッてしまいます。
事前に準備しておくことがおいしい炒飯を作るためには大事なことです。
では、炒め始めていきたいと思います。
無印 中華鍋
火は最初から最後まで最大火力で炒めます。
フライパンは、僕が学生時代から使っている無印で買った中華鍋を使います。
鉄製の鍋は強火で炒めないとくっついてしまい悲惨なことになってしまいます。
のんびりしてると焦げてしまいますから、素早く作業していきます。
テフロン加工のフライパンの方が楽なのですが、割りとすぐにダメになってしまうことが多いので、現在うちには鉄製のフライパンしかありません。
食材がくっつきにくいテフロン加工のフライパンですが、炒めものを作るときは火力は強めの方が炒めものはおいしくできると思います。

3、最初に豚ひき肉を透明な油が出るまで火を通す

まず、中華鍋にサラダ油をしいて、よ~く熱したら、みじん切りにしたにんにくを入れます。
一番最初ににんにくを入れて油に、にんにくの食欲をそそる良い香りを移します。
そのままだと細かくみじん切りにしたにんにくは、すぐに焦げてしまうのでその前に豚挽き肉を投入します。
豚挽き肉が全体的に色が変わってきたらオイスターソースを入れ、全体によくなじませるようにしながら炒めていきます。

ここで、重要なのが油の色です。
しばらく焦げないように気をつけながら炒めていくと、豚ひき肉の油が徐々に透明になっていきます。
これは、豚挽き肉に火がしっかり通り、余分な水分が抜けてきている証拠です。
豚ひき肉チャーハン 途中01
また、オイスターソースを入れた料理は多少臭みを感じることがあると思うのですが、この段階でしっかり高温で火を通すことでこの臭みを緩和することが出来ます。
お好みでオイスターソースと一緒に豆板醤を入れてもおいしく出来ます。
その場合も肉の色が変わり始めたら投入して、しっかり透明な油が出てくるまで炒めます。
早い段階で高温の油で熱して肉となじませることによって、豆板醤の辛さが少しまろやかになりおいしく出来上がります。

豚挽き肉を使うこと自体がご飯をパラパラに仕上げるコツの一つだったりします。
豚挽き肉にはかなりの脂質が含まれています。
最初の段階で、しっかりと炒めることで豚挽き肉に含まれる脂分を絞り出します。
この、たくさん出てきた透明な油は最終的に鍋に入れることになるご飯を水分から守るバリアとなるのです。

4、野菜をフライパンに入れる順番

豚挽き肉がいい感じになったら、次は野菜を中華鍋に入れていきます。
ここで、大事なのが野菜を入れていく順番です。
基本的には火の通りにくい野菜から炒めていきます。
今回の場合は、人参と玉ねぎを先に投入し、長ネギは最後に入れます。
豚ひき肉チャーハン 途中02
人参と玉葱を炒め始めました。
長ネギを先に入れてしまうと少し焦げてしまったり、じわじわと水分が出てきてしまうことがあります。
それに対して、人参と玉ねぎは火が通りにくく炒めても水分が出にくい食材です。
野菜の種類とその特性に応じて炒める時間を調整することで、野菜からしみ出る水分は最小にして、火の通りを均一にすることが出来ます。
豚ひき肉チャーハン 途中03
長ネギを入れました。
長ネギは生でも薬味として食べたりできる食材なので、さっと全体的に混ぜたらば、すぐに次の段階にいきます。

5、ご飯はよ~く温めておく

いよいよご飯を投入します。
ここで、大事なのがご飯を事前に良く温めておくことです。
今回はジップロックに入れた冷凍ご飯を使ったので、電子レンジで温めました。
豚ひき肉チャーハン 途中04
炒めながら急いで写真を撮ったのですごいぶれてしまいました^_^;
事前にしっかりと温めておくことで、中華鍋で炒められている食材達の温度の低下を防ぐことが出来ます。
食材を入れるたびに鍋の中は温度が下がってしまいます。
最初から温かい状態ならば高い温度のまま炒め続けることが出来ます。
炒める温度が低いとそれだけでベタベタなチャーハンになってしまう確率が高くなります。
テフロンのフライパンならまだ大丈夫なのですが、鉄製の中華鍋だと食材が鍋肌にくっつき始めてしまい、気持よく炒めることが出来ません。

ご飯を入れたら中華炒め用お玉や炒めべらでご飯をしっかりほぐしながら、野菜や豚挽き肉と混ぜていきます。
ある程度全体に混ざったら醤油、塩、コショウなどの調味料を適量加えてさらに全体をひっくり返すように混ぜながら炒めていきます。
醤油は中華鍋の鍋肌に沿わせるようにして垂らせば、瞬時に水分が蒸発するので、ベタつきを抑えることが出来ます。
豚ひき肉チャーハン 途中05
最後に料理酒を、鍋肌に沿わせながら入れ、中華鍋をあおります。
料理酒に含まれるアルコール分は水分よりも蒸発するのが早いため、仕上げに少量入れることによりパラパラチャーハンに仕上げることが出来ます。
味見をして、足りなければ調味料を入れ味の調整をします。

お皿に盛りつけて完成です!
豚ひき肉チャーハン
最後にペッパーミルで黒コショウを全体にふりかけてみました。

感想

われながらなかなか上手に出来たと思います。
にんにくの香りとオイスターソースのコクが主張しすぎない程度に感じられて食欲が増進されます。
玉ねぎが飴色になってしっかり火が通り、人参も細かくみじん切りしたおかげで、全体とよく馴染んでいます。
何より、ご飯がしっかりパラパラになったので、食感が良いです。
豚ひき肉チャーハン アップ
家庭用のコンロでは中華料理店のように強い火力で炒めものをすることが難しいので、ベタベタなチャーハンになってしまいがちです。
以前、東京のとある中華料理店でほうれん草のチャーハンとかレタスチャーハンを注文したらしっかりパラパラに仕上がっていて、すごいなあと思ったことがあります。
家庭用のガスコンロがメラだとしたら、中華料理店のガスコンロはメラゾーマくらいに見えますよね。
真似をしてほうれん草のチャーハンを作ったのですがちょっとベタベタなチャーハンになってしまいました。
ほうれん草のような水分の多い食材を家庭用カスコンロでチャーハンにするならば、もっと工夫しなければいけなかったですね。

ポイントをおさえて作れば家庭の設備でもおいしいパラパラ炒飯を作ることは簡単に出来ます。
以上が、パラパラご飯の豚挽き肉チャーハンの作り方とそのコツです。

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