【ハンタ】No.348 覚悟:ダウジングチェーンは便利すぎる

クラピカの能力 ダウジングチェーン

今週のハンターハンターの感想を書いていきたいと思います。

今回のお話のタイトルは「覚悟」です。
これは、ミザイストムが十二支んのメンバーに対して、能力を見せる覚悟があるのか、ということを問うた時の「覚悟」がテーマになっているものと思われます。

この時にクラピカの能力によって、十二支んに潜むビヨンド側の内通者が明らかになったところで次回に続くという、非常に気になる終わり方をしていました。
特に今回の話では、またもやクラピカの有能さが際立っていたのですが、「導く薬指の鎖(ダウジングチェーン)」はホントに便利な能力だと思います。

「導く薬指の鎖(ダウジングチェーン)」

具現化系とその他の系統で実現している複合的な能力

今回の話では、暗黒大陸への渡航の同行者を選抜するためのハンター試験のシーンからストーリーが始まりました。

その際にはクラピカの薬指に宿っている能力「ダウジングチェーン」によって、パリストンが送り込んだスパイをあぶりだしている様子が描かれていました。

ダウジングチェーンは、今までその詳細はほとんど語られていませんでしたが、今回は少しだけどんな能力なのかが分かってきました。
まとめると以下のような感じです。

  1. 自己認知能力を越えて微細な変化を感知して鎖にそれを伝える
  2. 緋の目(絶対時間)の時は対象者の画像などだけでも能力を発動できる
  3. 通常状態では対象者と直接対峙していないと使えない
  4. 遠隔的に能力を発動する場合は一度対象者に会ったことがないとダメ
  5. 対象者の嘘を見破る事ができる
  6. 対象者が認識していない嘘は見破れない

緋の目の状態で使うと効果が強まるという点から考えると、ダウジングチェーンは具現化系とその他の系統を複合的に用いた能力だと言うことが分かります。
他に使用している能力系統は明確に書かれてはいませんが、おそらく「強化系」でしょうか。

「極限まで集中することで」と書かれているので、集中力を極限まで強化して、まるで透視のような能力を実現することができているのだと思います。
緋の目の状態の時に、相手が違う場所にいてもダウジングチェーンを使うことができるのは、より集中することで映像や資料だけのデータだけでも、能力発動のための十分なデータを集めることができるからでしょう。

また、相手が「嘘」を認識していない場合は見破る事が出来ないと言うのは、新しい事実ですね。
この能力が初登場した時は、精度が100%の占いのような能力だと勝手に思っていたので、認識の有無に関係なく事実を確かめる能力だと今までは考えていました。

確かに、上記のような理論で嘘を見破っていたとしたら、意識レベルで操作されていた場合などはどうすることも出来ないですよね。

そういう意味では、センリツの能力と近い存在と言えるかもしれません。
センリツの能力は対象者が操作されていたとしたら、前から知っている相手ならば普段とどう違うかはわかるけれど、おそらく意識レベルでの操作や、スパイであるという記憶を消されていた場合には対応できない気がします。

記憶を消す能力

記憶を操る能力者と言えば、真っ先に幻影旅団のパクノダが思いつきます。
作中ではその描写はありませんでしたが、彼女は能力を使えば「記憶を消す」こともできるということが書かれていました。
これはコミックスの12巻26ページに書かれています。

彼女の能力「記憶弾(メモリーボム)」の基本的な使い方は、記憶を弾丸に詰めて打ち出すというものです。
それによって相手にその記憶を植え付ける事が出来ます。
しかし、記憶を引き出された本人がその弾を打ち込まれると、今度は逆に記憶を失うのだそうです。

もしもパクノダのような能力者が、パリストン側にいて、今回のハンター試験で能力を使われていたら大変なことになっていましたね。

便利な能力

今回の話を読んでいて、ダウジングチェーンは本当に便利な能力だと感じました。
もしもこの能力が使えれば、工夫次第でいろんな用途がありそうです。

また、ヨークシン編でネオンの居場所を探るためにこの能力を使用していたことから、高度な嘘発見器のような使い方だけではなく、地図があれば付近の情報を探ることもできるものだと思われます。
ダウジングチェーンであれば、人探しや、もしかしたら宝探しもできちゃうかもしれません。

暗黒大陸という未開の土地では、このダウジングチェーンはものすごく便利に使えそうな予感がしますね。

ミザイストムが言っていたようにハンター試験だけでなく、暗黒大陸の探検のためにあるような能力と言っても過言ではないかもしれません。

十二支んの内通者

クラピカの能力によって十二支んに潜んでいる、内通者の正体がわかったところで、今週の話は終わってしまいました。
次週が非常に気になる終わり方です。

で、実はそのビヨンド側の人間というのは、「サイユウ」でした。
346話にて、「ビヨンドの監視は俺一人で十分」と言っていたのは、その伏線だったのですね。
これは、ちょっとそういうことなのかな?とも一瞬考えたりしたのですが、まさか本当にそうだったとは…

先日、この346話の感想をこのブログに書いた時に、サッチョウとピヨンが怪しい、なんてことを書いたのですが全然違いましたね。
ちょっと残念です。

ダウジングチェーンが反応したということはサイユウが内通者というのは間違いない事実だと思うのですが、今後サイユウの処遇はどのようになるのでしょうね。
やはりバレたからには、サイユウもこの場を追い出されて、カキン帝国側の人間として暗黒大陸に渡航するのでしょうか?
この辺りは今後の展開が気になるところです。

カキンの王子たち

また新たなカキンの王子が登場しました。
なんだかベルセルクとかに出てきそうな風貌ですよね。
強い(確信)

次期国王

どうやら、今回の暗黒大陸への渡航は、渡航自体も複雑で壮大なストーリーが用意されていそうな気がします。
暗黒大陸へ渡るときの船旅や、もしかしたら上陸後も骨肉の王位継承争いが繰り広げられそうです。

また、暗黒大陸へ渡るためにはまだいくつかのステップを踏まなくてはならないことが言われていますから、まだまだ上陸までには時間がかかりそうですね。

この王子たちの問題で、ちょっと疑問に思っている事があって、それはカキンの王子たちは本当の暗黒大陸にまで行くのか、それとも仮想の暗黒大陸までの渡航を予定しているのかということです。
この辺りの事情は読んでいても、まだよくわかりませんね。

もしも、本当の暗黒大陸まで行くことが予定されているとしたら、一人も帰ってこれない気もしますが、その辺はカキンのホイコーロ国王はどのように考えているのでしょうかね。

そもそも、自分の息子達で最後まで残ったものに次の王位を譲るなんて考えは、普通は思っても実行したりしません。

ある意味合理的ではあるかもしれませんが、それは自分の息子達が一人しか残らないということですから、非常に冷徹な考えです。
暗黒大陸という帰ってこれるかもわからない場所で勝手に次の王位継承者が決まって帰ってくる(もしくは一人も帰ってこない)わけですから、カキンの王族にとってはめんどくさくない方法なので良いと考えたのかもしれませんね。

ホイコーロ国王はまだ演説の時の映像でしか登場していないので、実際のところどんな人物なのかはまだわかりませんが、王位継承に関してこのような結論に至るということから考えると、普通の人間の思考回路ではないということは分かります。

カキンの王子にはまともな人がいない

今のところカキン帝国の王子で登場している人の中で、まともな人は一人もいません。
こんな人達が次期国王だと言うのは、とてつもなくヤバイことなのではないかと思うのは僕だけでしょうか。

今回初登場のベンジャミンという王子も電話しながらライオンを絞めるという、意味の分からない行動をしていますから、やっぱり普通じゃありません。

ツェリードニヒも人体収集という、半社会的な趣味を持っていることがわかっていますから、やっぱりまともじゃありません。

カキンは複雑な王位継承問題が存在しているということが語られています。
その兄弟たちと争わなくてはならないというプレッシャーと、どんなことでも許されるような権力と財力を併せ持ってしまうと、このような怪物のような存在が誕生してしまうのでしょうか?

しかし、ツェリードニヒは人格はまともではありませんが、少なくとも非常に頭が切れる人物ではあるようです。
電話で部下に指示している様子から、先を見通す事ができる優秀な頭脳の持ち主だと言うことが分かります。

もう、この人が次の王様でもいいんじゃないか?と思ってしまいますよね。
もちろん良い人だったらの話です。

ツェリードニヒは国のトップに必要な能力はあるし、自らも王になることを望んでいるにも関わらず、一番大事なところが抜け落ちている非常に惜しい人です。

良い人だけど能力値は低いという、ツェリードニヒとは逆の人間というのもたくさんいて、でもやっぱりそういう人は上に上がる事が出来なくて…ということは現実世界でもよくあることです。
だから、この人のことを見ているとなんとも言えない歯痒い気持ちになってきます。

もう少し何とかならなかったものなのでしょうかね?
おそらく、育った環境が彼をこのような人格にしてしまったのだと思われるのですが、そう考えるとちょっとかわいそうな人ですね。

入墨

ツェリードニヒはベンジャミンと電話しながら、彫師らしき人物が女性に入墨を彫っているのを見物している様子でした。

これって何なのかな?と最初は思ったのですが、コミックス第8巻のクラピカが斡旋所を訪ねたシーンのセリフを思い出しました。
この斡旋所のシーンで、ツェリードニヒと同じく人体収集家であるネオンの求めるものの中に「全身入墨皮の昇龍図極美品」というものがありました。

「全身入墨皮の昇龍図極美品」というものがどのようなものかははっきりとはしませんが、これは優秀な彫師ならば現在生きている人間に彫ることができる、とにかくものすごい入墨ということなのかもしれません。

つまり、ツェリードニヒは女性を捕まえてきて、入墨を施し、自分のコレクションに加えようとしているのではないでしょうか。

以前、二人の女性を誘って、部下に文句を言っていた時はただそうすることが楽しいという人かと思っていたのですが、あれは自分のコレクションを自分で創りだそうとしていたのかもしれません。
ただし、彼女たちは自分のコレクションにはふさわしくなかったということなのだと思います。

収集家と言うのは、普通は元から存在しているものをお金を使って集めるのが普通ですが、この人の場合は自分から積極的にコレクションを生み出すタイプのコレクターなのかもしれません。
ある意味、芸術家的な方向性のコレクターであるとも言えるのですが、彼の場合はこれが良い趣味だとは到底言えません。

もちろん、彼がコレクションを自分で創りだすコレクターであるかは推測の域を出ないですが、もしそうだとしたら余計にたちが悪いです。

漫画の中で、そのような人物がたどる運命というのは相場が決まっています。
きっと、暗黒大陸に向かう船の中で仲間の目を取り戻したいクラピカにいろいろされてしまうのでしょう。

まとめ

今週のハンターハンターもいつも通り、非常に内容が濃くておもしろい話でしたね。
特にクラピカのダウジングチェーンの有用さがよく分かる回でしたが、同時にカキンの王子たちの人間的な意味での歪みも明らかになってきました。

というか、次期国王の有力な候補の王子たちがそんな調子で大丈夫なのか?とも思ってしまいます。
もちろん、ハンターハンターに登場する架空の国の話ではあるのですが、読みながらちょっと心配になってしまいました。
ホイコーロ国王も見た目からしてアレな人な気がします。

クラピカは自分の能力が暗黒大陸探検に役立つかわからないと言っていましたが、ミザイストムが言うように大活躍できそうですね。

レオリオも能力的な意味では他のメンバーに比べて経験不足ですが、十二支んの中で人と人との間に入る潤滑油的な役割をして役立っているようです。
これはレオリオの才能と人徳というやつですね。
また、ジンが前回の話で披露したように、レオリオの放出系の能力も攻撃、探知、治療などに優秀な性能を持った能力のようなので、暗黒大陸到着後も活躍出来そうです。

暗黒大陸に上陸するのはまだまだ先の話だと思われますが、毎週次回が楽しみなストーリー展開が続いています。
十二支んの中の内通者だということが判明してしまったサイユウがどんな処分を受けてしまうことになるのかなど、次のハンターハンターの掲載が本当に楽しみです。

来週は残念ながら休載になるそうなので、次は再来週、8月11日(月)のジャンプの発売を待ちたいと思います。

UPしました→「No.349 蠱毒」の感想と考察

コメント

  1. HaiHa より:

    今回の感想もありがとうございます。(^^)

    個人的な意見ですが、(;_;)あの四代目の王子はいい人ではないと思います。良い人は緋色の目を収集してないし、女の人も◯してないし。この何とか二ヒという人は最初に見たとたんどういう風に◯ぬだろうと思いました。ちなみに、私はクラピカのファンなんですww

    ところが、女性に入墨を彫っているシーンには、あの入墨の形は蜘蛛の入墨と似ている、という噂があって、何とか二ヒが蜘蛛と関係あるじゃないかなと言われています。(・_・)なら、クラピカに対してやばいだろう。

    後、「*オレ様* を使うと *一人称が名前* の女って根が同じだ」。これはどういう意味ですか?女が名前を一人称にすると、何か意味がありますか?

    • Miki より:

      >HaiHaさん
      コメントして頂いてありがとうございます。

      最近はクラピカが活躍するシーンが多くて嬉しいですよね。

      あの入墨のシーンですが、蜘蛛と何か関係があるかも?という話は始めて知りました。
      確かにハンターハンターで入墨といえば幻影旅団のことも思いつきますね。
      クラピカの関係する話だし、可能性は高いかもしれません。

      ツェリードニヒは良い人ではないのは確かですが、クラピカはどのように対処するのでしょうかね。一筋縄ではいかない相手のような気がします。

      「*オレ様* を使うと *一人称が名前* の女って根が同じだ」と言うのは、つまりツェリードニヒがベンジャミンの事を侮辱しているのだと思います。

      「一人称」と言うのは「私」「僕」「俺」などの自分を表す言葉です。
      女性には、たまに自分のことを名前で表現する人がいます。
      例えば、「ハナコ」という名前の女性がいるとして、その女性が「ハナコねぇ〜さっきあそこのカフェでランチしてきたんだよぉ〜♡」とか言っちゃう感じです。

      ベンジャミンは非常に筋肉がモリモリしていて男らしい雰囲気のキャラクターですよね。
      おそらく自分の男らしさが自慢なのではないかと言うことが推測できます。
      そして、彼は自分のことを「オレ様」と表現していました。

      あのシーンでツェリードニヒは、「(一人称がオレ様の男)=(一人称が自分の名前の女)」と言っています。
      根が同じと言うのは、その人の「本質」が同じという意味です。
      つまり、ベンジャミンの事を「見た目は男だけど、中身は女みたいなやつだな」ということをつぶやいているのだと思いますよ。

  2. HaiHa より:

    説明してくれて、ありがとうございます。
    分かりました。(^^)

    ところが、三木さん劇場版を見ますか?The last Mission のほう。
    もしみたことなら、どう思いますか?
    私、二つとも好きですが、周りの人がそんなに評価しなくて、本当に納得できないです。というか、自分が好きな物が嫌われる気持ち、さびしいです。

    • Miki より:

      >Haihaさん
      ちょっと説明が難しかったですが、理解していただけたようで何よりです☆

      実は僕、劇場版のハンターハンターは観てないのです^^;
      お恥ずかしいのですが…
      僕が住んでいる、山梨県ではあまりいろんな映画をやっていないもので、ハンターハンターの映画は興味があったのですが、見ることが出来ませんでした。
      でも、見たいという気持ちは変わらないので、ずっと心に引っかかってはいます。

      Haihaさんがそう言うのならば、きっとおもしろいのだと思います。
      今度、DVDを借りて見てみますので、ちょっと感想の方は待っていてください。

  3. HaiHa より:

    はーい~ \(^ v ^)/

    • Miki より:

      >Haihaさん
      DVD借りて観てみましたよ。
      このブログにも感想を書いたので、よければ読んでください。
      「The LAST MISSION」の感想
      個人的にはなかなかおもしろい映画だと思いました。
      ただ、いつものコミックスとは少し「おもしろさ」の方向性が違うのかな、という印象は受けました。
      多分、Haihaさんのお友達はそう言うところが評価出来ないというように感じたのかも知れないですね。

      でも、クラピカとかも大活躍してたし、楽しく観れましたよ☆

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です