【ハンタ】No.346 選択:ジンとパリストンって実は仲が良いんじゃないの?

イボクリ

先週のジャンプでは、ハンターハンターは休載でしたが、今週から復活して通常の連載に戻るようです。
たった一週間の休載でしたが、個人的な感覚ではずいぶんと長く感じました。
楽しみに待っていましたよ。

2週間ぶりのハンターハンターでしたが、やっぱり今週も熱い展開でしたね。

今週掲載の346話のタイトルは「選択」でした。
これは、ジンとパリストンとビヨンドの部下達がどのような選択をするのか?という部分を指していると思われます。
非常に次週が気になる終わり方でしたね。

来週はジンとパリストンの戦闘や能力がついに見れるかもしれませんね。

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ハンター協会側の動向

協会内部の潜入者

十二支んの一員となったクラピカですが、早速その頭の切れを活かして、核心に迫るような発言をしていました。

その内容は、協会内に「ビヨンドの仲間」が潜入しているはずだということです。
この「ビヨンドの仲間」とはパリストンやビヨンドの仲間のことを指しますが、クラピカやミザイストムやチードルの考えだと、十二支んのメンバーの中にも内通者が紛れている可能性があるとのことです。

そして、だからこそ協会内部の潜入者に関しての問題を、十二支ん全体で共有することは出来ないということなのだそうです。

確かに、ビヨンドは約50年の間待っていたわけですから、それくらいの事前の準備をしていてもおかしくはないですよね。
でも、それが誰なのかはまだわかりません。

十二支んの潜入者

なんとなく個人的には、342話でビヨンドの監視は任せろと言っていたサッチョウ辺りが怪しいと思ったりしています。

また、ピヨンなんかも「パリストンうざい!!キモい!!消えろ!!」などの発言をしきりにしていたりするので、そういう視点で見ると逆に怪しく思えてきますよね。

追記:訂正です。上記の発言はクルックのものだったと思われます。「遅れてきてでしゃばってんじゃねーよ〜」というのがピヨンのこの時の発言でした。だからピヨンがちょっと怪しいと言うのは、本当に僕の直感です(笑)

また、潜入者は一人とは限らないですから、ビヨンド側の人間が何人も紛れているのかもしれません。

これ、すごい飛躍した話なので話半分で聞いて欲しいのですが、仮にサッチョウとピヨンが潜入者だとしたら、という仮定の話を書きます。
この二人は情報班の人間です。
つまり、本来であれば、この二人で暗黒大陸探検のサポートメンバーを選び放題だったということです。

でも、そこで予想以上に優秀なクラピカが参入したおかげで、上手くメンバーの選出ができなくなったということなのではないでしょうか?

また、情報というものはミッションを完遂するためには生命線のようなものですよね。
暗黒大陸に上陸した後も情報班の情報というのは、その部隊にとっての命綱です。
つまり、万が一彼ら二人が内通者だったとしたら、大変なことになってしまうということは想像できます。

故に、情報班に潜入者を送り込むというのは、理にかなった行為であるということです。

これは何の根拠もない考察ですから、多分間違っていますが、このような味方に敵のスパイがいるというストーリー展開は、誰が潜入者なのかということを考えるとワクワクしてきますね。

ハンター試験

ハンター試験は暗黒大陸への渡航に必要なメンバーだけを揃えるという、今までのハンター試験とは全くの異質な意味合いで行われたようです。

パリストンはこのハンター試験でビヨンド側の刺客を潜り込ませる予定であったらしいですが、見事に全員不合格となってしまったようです。
その原因はパリストンの抜けた穴に入ったクラピカの存在です。

クラピカはその優秀さを発揮して、パリストンやビヨンドの部下を判別したようです。
おそらく、クラピカの薬指の能力である「ダウジングチェーン」を使ったのでしょう。

この能力があれば、容易に潜入者を見分けることが出来ます。

また、初登場の人物であるミュヘルが言うには「読心術」も使うと言っています。
ダウジングチェーンには相手の心を読むような使い方があったということなのか、それともまだ謎となっている人差し指の能力のおかげなのか、はたまた読心術レベルの洞察力があったということのか、現時点ではわかりません。

とにかく、クラピカのおかげで、パリストンの思惑の一部は阻止することが出来たということですね。

しかし、その事がわかってもパリストンは余裕な態度を崩していません。
想定内の事だったのか、そもそも協会内に潜伏する人員に期待していなかったということなのでしょうか?
パリストンが余裕な態度なのはいつもの事なので不自然ではないのですが、まだ何かたくらんでいるのではないかと疑ってしまいますね。

キメラ=アントは危険度ランクB

外来種の危険度のランク付けですが、今回でキメラアントはランクBだということが判明しました。
現在のところ一般的に知られているというCランクの危険生物よりは、当然ランクが高いとは思っていましたが、Bランクと言うのは思ったより低いと思ってしまいました。

キメラ=アントでさえ、下手をしていたら人類が滅んでいたかもしれないくらいだったので、それがBランクということは、その上ってどういう基準なのでしょうか?

5大厄災はB+や最高ランクのAだということなので、どれだけの脅威なのか検討もつきませんね。

仮にBランクが「人類を滅ぼす可能性がある」というレベルだとしたら、最高ランクのAとかだと「確実に人類を滅ぼす(もしくはその可能性が高い)」とかでしょうか。

ところで、このランク付けですが、幽遊白書時代の妖怪のランク付けと同じで、暗黒大陸の奥地にはSランク危険度のさらに恐ろしい生き物がいそうですよね。
幽遊白書では、人間界に存在が許されるのはB級妖怪が最高ランクで、人間界と魔界の狭間にはA級以上の妖怪は通り抜ける事が出来ないという結界が張られていました。
そして、A級妖怪は一般的に知られている最高ランクの妖怪ということになっていましたね。

幽遊白書の時にS級妖怪というものが存在したように、ハンターハンターにも危険ランクSクラスの生物が存在しそうな予感がします。

カキン側の動向

イボクリ

ジンは、わずか数日のうちにパリストンの部下である、協専のハンターたちと打ち解けたようです。
これは、ジンの凄さというか才能ですよね。
かなりの強引な方法で押し入ったにも関わらず、短期間でこんなに仲良くなれるのは誰にでもできることではありません。

「イボクリ」や「古代語しりとり」など、ハンターとしての能力や知識で遊ぶうちに打ち解けることができるなんて素敵です。
ていうか、ハンターハンターの世界にマリオあるんですね。

ところで「イボクリ」とは、変化系の能力の応用だと思うのですが、なんだか念能力のジャグリングみたいで楽しそうですね。
余談ですが、僕は昔ジャグリングにはまって、一生懸命練習していた時期があったりするので、こういうの大好きです。

念能力者でないと、この遊びの凄さはわからない気がしますが、とにかくジンは桁外れにすごい念能力者ということは分かりました。

「イボクリ」ってネーミングと「早いよ」「遅いよ」とかの言葉でイボの動きの説明がされていたのが、個人的にツボでちょっと笑ってしまいました。

カキン帝国の暗黒大陸探検隊メンバーの名前が一部判明

今回のお話の中で、登場してからずっと名前が気になっていた人達の中で、一部の人の名前がやっと分かりました。

ねじり鉢巻の人→ウサメーン
クルクルメガネの人→クルリ(バーバード大の教授)
ポコポコした帽子?をかぶった犬顔の人→ペコテロ

ジンを受け入れるか否か

パリストンとビヨンドの部下達がぞろぞろと現れたのは、ハンター試験が終了したからですね。
たぶん、彼らはハンター協会に潜伏せずに、普通にカキン帝国側の人間として、暗黒大陸探検に同行するということなのでしょう。

しかし、これはこの話のタイトルでもある「選択」によって覆されるかも知れないですね。
この「選択」とは、ジンかパリストンかビヨンドの部下達の誰かが出て行く、もしくは倒されるか、という選択です。

故にこの場でこの人達がジンとパリストンに倒されてしまえば、暗黒大陸に渡航することはできなくなるはずです。

明らかにやられ役っぽい人達の登場、それにこのストーリー展開はジンとパリストンのバトルが見れるフラグなのではないかと期待しています。
来週はこの二人の能力が見れるかもしれないですね。

ジンとパリストンって仲いいの?

ジンとパリストンって実は仲が良いのでは?と今回の話の最後辺りで思いました。

パリストンはジンのことを「初めて人を嫌いになるかも」と言って(考えて)いましたが、③④の選択肢を言っているシーンを見るとなんだか気が合いそうな、友達や仲間みたいにも見えます。

この二人は、二人とも独特の思考回路を持っていますが、非常に思考パターンが似ているということが、わかっています。
パリストンはそれを「同族嫌悪」と感じているようですが、それは考え方を変えれば「気が合う」とも考えることが出来ます。

この二人は現在は一応、敵対関係にはあるのですが、何かの運命が少し違えば、仲の良い友達同士にもなれた可能性もあるかもしれませんね。

ジンとパリストンの関係性は今後の物語の注目すべきポイントの一つですね。

まとめ

今週のハンターハンターは、休載を一週間はさみましたが、クラピカやレオリオが十二支んの中で立派に活躍しているのを垣間見ることができて、ワクワク感のある回でしたね。

レオリオとクラピカはまだハンターとしては新人ですが、十二支んというハンター協会のトップの地位に短期間でのぼりつめることが出来たのは、才能と時の運と言うやつでしょうか。
彼らの世代のハンター試験合格者達は他にもゴン、ハンゾーなどの優秀な人材が揃っていて、本当に豊作の年だったということですね。
その中で、ポックルだけが不憫な扱いなのは、ちょっとかわいそうかも、と思ったりしてしまいます。

暗黒大陸への人員募集のためのハンター試験は今回もサラッと終了してしまいましたが、この「重要でない部分はサラッと流す事ができる構成力」はさすが冨樫先生だと思いました。
この、ある意味割り切った構成力のおかげでハンターハンターは非常に読みやすいし、内容も濃く感じるのだと思います。

その分、物語を考える冨樫先生の労力は大変なものだと思うのですが、その分を休載で補っているのかもしれませんね。

ハンターハンターが連載再開して第6週目ですが、毎回の内容の濃さは本当に素晴らしいと思います。
一体いつまで、この連載が続くのかはわかりませんが、いつもどおり10週間続けて休載?とか予想していたりします。

ともかく、連載が続いている期間は、毎週月曜日が楽しみですね。

UPしました→「No.347 就任」の感想と考察

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コメント

  1. ネコじた より:

    >>ピヨンなんかも「パリストンうざい!!キモい!!消えろ!!」などの発言をしきりにしていたりする

    その発言をしていたのは「酉」のクルック(今週の話ではクックルと表記)ですよ。

    >>サッチョウ辺りが怪しいと思ったりしています。

    自分も内通者が居るとしたらサッチョウかな?と思ったり。結局いないってオチかもしれませんがw
    そう考えた理由はただの勘と言うか、こじつけですけどね。サッチョウの名字の「コバヤカワ」って、関ヶ原の合戦で豊臣(西軍)を裏切り、徳川(東軍)についた小早川秀秋から名付けたのかなーっていうね。
    実力・権力共に頂点に居たネテロ前会長がなくなり、残された側近達がこれからどうするかで真っ二つに分かれて争うという状況が、豊臣秀吉が死んでから関ヶ原の合戦が始まるまでの日本史の流れと似ているなと思いました。

    >>ダウジングチェーンには相手の心を読むような使い方があったということなのか、それともまだ謎となっている人差し指の能力のおかげなのか

    そんな事が出来るのならば、ヨークシンシティでの幻影旅団との戦いにおいて、具体的には団長のクロロをチェーンジェイルで拘束した時に確実に使っているでしょうから、クラピカの能力ではないと思います。
    ですから、「読心術」うんぬんは上記のクロロ拘束の時に同行していたセンリツという女性ハンターの、相手の心音を聴いて嘘を見破る能力(特技)の事のような気がします。
    クラピカがまだノストラード組に居る以上、センリツも同僚のままでしょうし、若頭に昇格しているのですから彼女に命令を下せる立場のはずです。
    更に、「十二支ん」というハンター協会の幹部にもなったという事は、ハンター試験の試験官を誰にするかの決定権を有していると考えて良いでしょう(試験官は審査委員会から依頼されたプロハンターが無償で務めるのが恒例)。
    これらの事から、クラピカがセンリツに対して、試験官となりビヨンド派の人間かどうか見抜くように依頼(というか命令?)した可能性があると思うんです。

    長文、失礼いたしました。

    • Miki より:

      >ネコじたさん
      いつもコメントありがとうございます。

      ピヨンの発言の件ですが、コミックスの第30巻の173ページを確認したら確かにクルックの発言でした。
      ちょっと勘違いしておりました。こういう間違いの指摘は本当に助かります。
      後で訂正しておきます。

      それから、今週の「クックル」というのはおそらく間違いでしょうね。
      キャラ数が多くなると冨樫先生も間違えることがあるのでしょうか?
      前も、どこだったか忘れましたが、名前の間違えがあったような気がします。

      サッチョウと、それにピヨンがちょっと怪しいと思ったのは、僕も直感な部分が大きいのですが、サッチョウの「コバヤカワ」という苗字の意味まで考えたことはありませんでした。
      これが本当だとしたら、ものすごい伏線ですね。

      センリツの件も納得してしまいました。確かに彼女の能力ならば、読心術的なことが出来ますからね。
      センリツの存在を忘れていたのは不覚でした。
      クラピカがプロハンターであるセンリツを試験官として抜擢した、というのは十分にありえる話だと思います。

      本当によく細かいところまで気づきますね。
      いろいろ指摘してもらってありがとうございました。

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