昨日、ココイチで5辛のカレーを食べてきました。
人生で2度目のCoCo壱番屋の5辛カレーへの挑戦です。
約3ヶ月前に初めての5辛のカレーを食べて、つらい思いをしてからというもの、特訓?を続けてきた成果を試す時が来たようです。
ココイチの5辛、なんとか完食出来ました!辛さを色で表現してみた。
CoCo壱番屋で5辛のカレーに再挑戦
特訓の成果を試す時
前回の5辛への初挑戦では何とか完食することはできたものの、食べることに力を使いすぎて食後に1時間半くらい放心してしまったり、次の日にトイレでお尻が痛くなったりと散々な思いをしました。
「5辛?楽勝だぜ!」と声高らかに言えないことをすごく悔しいと思っていました。
試合に勝って勝負に負けた気分でした。
そこで、それからは(月に1〜2回ココイチに行った時は)特訓を続けてきました。
修行とはつらいものですが、だからといっていきなり5辛を頼むのは無謀だろうと思い、まずは4辛を問題なく食べることができるようになるまで、自分の舌を徹底的に慣らすことにしました。
その作戦は功を奏し、4辛ならば苦しいと感じることなく食べることができるようになってきました。
機は熟した…と感じたので昨日、ついにココイチの5辛に再挑戦することに決めました。
5辛は4辛の2倍の辛さ
しかし、問題なのは5辛は4辛の2倍の辛さだということです。
4辛が1辛の6倍の辛さなのに対して、5辛は1辛の12倍なのだそうです。
このことを考えると4辛でいくら訓練を重ねたとしても、普通に挑戦するだけでは、また以前と同じように玉砕することが目に見えています。
そこで、前回の5辛挑戦のときのことを思い出しながら、いくつかの策を考えてから近所にあるココイチに向かいました。
ちなみに10辛は1辛の24倍の辛さなので、5辛のさらに2倍の辛さのようです。
もう、全く想像することの出来ない未知の領域です。
5辛をスムーズに完食するための策
1.水を飲まない
インターネットでココイチの5辛以上のカレーを食べたという体験談を検索してみると、皆さん口々に言うのが「水を飲むとヤバイ」です。
どうやら、ココイチのカレーに限らず辛いものを食べるときに途中で水を飲むと、余計に辛く感じてしまうそうです。
前回の5辛挑戦時はそんなことは全く知らなかったので、一口食べるごとに冷たい水を一口飲んで流しこむようにヒィヒィ言いながら食べました。
お腹をたぽたぽにしながらも何とか完食は出来たわけですが、その時は自分が耐えうるギリギリな辛さを感じながらスプーンを口に運びました。
そこで、今回は水を一切飲まずに完食を目指すことにしました。
2.チーズを入れる
食べ物の辛さを緩和するためには「乳製品を料理に混ぜると良い」と聞いたことがあります。
確かに自分の家でカレーを作った時に、最後の仕上げに牛乳をコップ一杯くらいの量を入れて混ぜると辛さがマイルドになったという経験があります。
そこで、5辛のカレーを注文するときに「チーズ」をトッピングにしてみることにしました。
ココイチのチーズトッピングはカレーの熱でとろっとととろけるので、きっと牛乳を入れた時のような効果があるに違いありません。
注文するカレーは「チーズカレーの5辛」に決定です。
3.素早く食べきる
5辛は本当に辛いです。
これを食べ切るには辛さを感じる前に食べ切るような勢いが必要です。
いくら辛いからといっても、途中で休憩してしまうと次に食べ始めるのにかなりの精神力を使うことになってしまうでしょう。
自分でも何が起こったのかわからなくなるような素早さが必要だと思いました。
一気に、そして素早く食べきることが、5辛を食べきるためにはかなり重要なポイントになってくるはずです。
4.精神統一
これが一番大事かもしれません。
強大な敵に挑むには、一切の雑念を捨てる必要があります。
ココイチの5辛と言うのは自分の限界ぎりぎりのレベルの難関なので、真剣に挑むべきです。
そこで、カレーを注文してからは、集中力を高めるために精神統一をして気分を落ち着かせました。
カレーが到着するまでの間、深呼吸してこれから自分が行うべき作業を思い浮かべます。
こうしてイメージトレーニングすることによって、食事中も冷静にことを運べるはずです。
昨日はうちの奥さんと2人でココイチに行ったのですが、カレーが運ばれてきて食べ終わるまではふたりとも無言でした。
奥さんは5辛ではなく2辛のカレーを頼んでいました。
あとで聞いた話によると5辛のカレーを食べている僕の様子を見て「話しかけるべきではない」と思ったのだそうです。
気を使わせてしまい申し訳なかったかもしれないです。
しかし、おかげで集中して目の前のカレーに集中することが出来ました。
5辛を食す
カレーが到着!
注文したのは前述したように「チーズカレーの5辛」です。
量は普通の量です。
注文を済ませると7分ほどで持ってきてくれました。
相変わらずココイチの5辛は4辛以下のカレーよりも色が少し濃い目です。
よく見ると香辛料らしき黒や赤のつぶつぶがはっきりと見えます。
辛味調味料が大量に入っているせいか、いつもよりも粘性が高くどろっとしているようにも感じます。
明らかに普段と違う見た目と、ふわっと香るツンとくるような香りのせいか普通のカレーとは、まとっているオーラが違います。
テーブルに運ばれてきた瞬間、カレーから緊張感が伝わってくるかのようです。
やっぱり5辛カレーは辛かった
さて、ここからが真剣勝負の始まりです。
水は一切飲まないと決めたので、間違えて飲まないようにテーブルの隅っこによけてから食べ始めました。
・・・
・・・やはりすごく辛いです。
しかし、4辛で特訓したおかげか、チーズトッピングをしたおかげかわかりませんが前回と比べて食べられないほどではないと思いました。
でもまあ、やっぱり辛いものは辛いです。
食べ始めると辛さのせいか何故かしゃっくりが出ました。
しかし、躊躇している暇はありません。
ここで立ち止まってしまったらもう一度走り始めることは出来ないかもしれません。
水を飲まずに、辛いことは忘れるように努めながら、無心でもりもり食べ進めていきました。
半分ほど食べ進めると、額と鼻から大粒の水分が垂れてきましたがティッシュでこれを拭き取りながらも懸命に口を動かしました。
基本的にココイチのカレーの辛さは舌にビリビリ来るような辛さではなく、後で効いてくるようなズシッとした辛さだと思っているのですが、5辛以上のカレーは舌にも直接ダメージを与えるようなレベルで辛いです。
後でボディブローを腹に受けたかのようになるのが恐ろしいですが、一切の雑念は捨てるようにして全力で食べました。
水を飲まないということは重要だということがよくわかりました。
最初はすごく辛かったですが、水を飲まないことで舌が辛さに徐々に慣れてきて後半はあまり苦しい思いをせずにすみました。
食べ終わってから冷たい水を5杯くらいがぶ飲みして口内を洗い流しました。
しかし、今回はいろいろ準備していたおかげか、前回の挑戦とはつらさが全然違いました。
食後も脱力して動けないようになることもなく、わりと普通です。
なんだか、胃が重たい気はしますが様々な策を弄したおかげでそこまでつらくなることなく、5辛を完食することが出来ました。
自分の成長を感じた瞬間でした。
後遺症
しかし、やはりココイチの5辛は強敵であることには変わりなかったようです。
車に乗ってココイチの駐車場を出てから自宅に到着する頃になって、お腹が少しおかしいかも…と感じました。
前回よりは全然マシですがお腹には鈍痛を感じました。
家でくつろぎ始めて1時間ほど経った頃でしょうか、なにかこみ上げるものを感じました。
最初はゲップが出るのかと思いました。
しかし、それはゲップではなく胃液でした。
ゲップだと思ったので普通に「ゲプッ」としようとしたら「ゴプッ」という音とともに辛い胃液がちょっとだけ出てきました。
幸い、即座にやばいと思ってぐっとこらえて飲み込んだので大丈夫でしたが、もう少しでもどすことになるところでした。
茶色くて辛いゲロなんて見たくないので我慢出来て本当に良かったと思います。
まとめ
ココイチの5辛への再挑戦は前回よりもスムーズに遂行することができました。
少しづつ特訓してきたのと、前回のことを踏まえて考えた策をしっかりと遂行出来たおかげだと思います。
とはいっても、ココイチの5辛のカレーはやはり辛いです。
食べた後に体調が変化する食べ物なんて、常識的に考えたら尋常ではありません。
でもやっぱり辛いものに挑戦して、それを食べきるというのは達成感があるのでやめられません。
辛い食べ物に挑戦するというのは、スポーツみたいなものです。
マラソンなどと同じで、常に自分との戦いです。
その戦いに勝利した時に得ることができる感動はスポーツも5辛のカレーも変わりません。
しかし、世の中には10辛のカレーをも問題なく食べることができる人もたくさん存在しているので、5辛くらいで必死になっているようではまだ修行が足りないということです。
これからも5辛に定期的に挑戦して、修行を積んで、いつの日か10辛を食べることができるようになりたいです。