昨日「ピラタス蓼科スノーリゾート」というスキー場に行ってきました。
このスキー場には「北八ヶ岳ロープウェイ」に乗って標高2240mまで登って滑り降りることが出来ます。
気温が低く、そのおかげで雪質は非常に良かったです。
そしてなによりも景色が素晴らしかったです。
樹氷に覆われた木の間を滑り降りることができるコースは爽快で最高に気持ち良かったです。
感動のあまりたくさん写真を撮ってきてしまいました。
樹氷コースを楽しむことができるスキー場
諏訪インターから40分くらい
ピラタス蓼科スノーリゾートは諏訪インターから車で大体40分くらいの場所にあるスキー場です。
僕の住んでいる山梨県の自宅からはわりと近く、1時間半ほどで到着することが出来ました。
ビーナスラインを進むと途中で「北八ヶ岳ロープウェイ→」と大きく看板に書かれている道を曲がります。
途中の道は凍結している場所が多いので、冬季はスタッドレスタイヤかチェーンが必須です。
リフト営業開始から滑り始めた
ピラタス蓼科スノーリゾートには8時半くらいに到着しました。
リフトの営業時間は9時ちょうどからなのでリフト一日券を買ったり、トイレに行ったりして、のんびり準備をしてから滑り始めました。
幸運なことによく晴れていて、良い景色を観ることが出来そうです。
最初は普通のリフトに乗って初心者コースでウォーミングアップしました。
標高が高いスキー場だけあって気温は低く、防寒のためにいつもより一枚多くインナーウェアを着ていきました。
低い気温のおかげか、3月に入ってから9日も経つのに雪質は非常に良くて、ターンをする時も変に引っかかることなくスムーズに滑ることができる印象でした。
北八ヶ岳ロープウェイ
2〜3回リフトに乗って準備運動的なかんじで滑ったら、次はこのスキー場の目玉である「北八ヶ岳ロープウェイ」に乗って「樹氷コース」を堪能することにしました。
北八ヶ岳ロープウェイは標高1771mのロープウェイ乗り場から、標高2237mまで7分ほどで連れて行ってくれるゴンドラリフトです。
定員は100人ほどの人数を一気に運ぶことができるらしいのですが、常に満員でぎゅうぎゅう詰めでした。
長野県の山奥なのに東京の朝の通勤ラッシュを思い出してしまいました。
これは運よく端っこのポジションを陣取ることが出来た時の写真です。
窓際以外だと人の頭部しか見えませんでした。
ロープウェイの終点付近から見下げで撮った写真です。
絶景です。
すごい高さまで登ってきたことがわかります。
ロープウェイを降りたら…
言葉に出来ないようなすごい光景が広がっていました。
一面真っ白です。
あたりの木も全部、氷と雪に覆われていて、ただ単に真っ白な雪景色というだけでなく、”立体的”に真っ白でした。
すごく不思議な感じです。
白いホイップクリームをかけたみたいにも見えます。
北八ヶ岳ロープウェイはスキー客だけでなく、雪山登山をするためのお客さんも一緒に上まで運びます。
周りの人を見ているとスキーやスノーボードを滑りに来ている人と、登山の準備をしている人が両方いるようでした。
遠くに隊列を作って登り始めている人達が見えます。
今回はスキーを滑りにきたのですが、いつか雪山登山もしてみたいですね。
よい景色を見ることが出来そうです。
樹氷コース
ピラタス蓼科スノーリゾートは全長4000mもの長いコースが特徴です。
特に北八ヶ岳ロープウェイから降りたところから「樹氷コース」「カモシカコース」と抜けるルートは傾斜が緩やかで、のんびりと長距離を滑ることができるのでお勧めです。
そして、このコースの最大の魅力は「樹氷」の中を滑ることができるところです。
「樹氷」とは気温が低い地域で見ることができる自然現象で、過冷却の状態になった水滴が木などの植物に衝突して凍りつくことで発生するそうです。
雪が積もっているのと違って、横方向に氷が成長しているのがわかると思います。
まるで氷の彫刻のようでした。
人間にはとても作ることが出来ない、おもしろい造形をたくさん見ることが出来ました。
自然ってすごいです。
あまりにも感動したので、思わず写真を446枚くらい撮ってしまいました。
遠くまで全部樹氷
今回はスキーを滑りながら、42倍の高倍率ズームができる「Nikon COOLPIX P520」を使って写真撮影をしました。
一眼レフのような形状のカメラですが、コンパクトデジカメの一種です。
こういうタイプのカメラを「ネオ一眼」という呼び方をすることもあるそうです。
景色を撮るときは重宝します。
ずっと首に下げて滑っていたので、いいなと思ったらすぐにパシャッと撮ることが出来て便利でした。
これは、コースの途中から北八ヶ岳ロープウェイのロープを支える鉄塔を撮ったものです。
この写真の左上の空と山の境界線あたりを望遠で撮ると…
遠くの一つ一つの木々の枝は全部びっしりと樹氷に覆われているということがわかります。
写真だと伝わらないかもしれないですが、遠くの山が全部白くてつぶつぶしているように見えて、おもしろい質感でした。
肉眼ではよく見えないくらいの距離の場所もズームするとはっきり見えておもしろいです。
本当に全部樹氷なんですよね。
すごい風景です。
手のひらに収まるような小型のコンデジと違ってちょっとかさばりますが、高倍率のズームが出来るP520を持って行って良かったです。
スキーを楽しむのと同時に写真撮影も同じくらい楽しむことが出来ました。
まとめ
あまりに素晴らしい景色に感動して、たくさん写真を撮ってしまったので、写真が多めのブログになってしまいました。
ピラタス蓼科スノーリゾートは標高が高い場所にあり気温が低いので、そのおかげで雪質が良くて滑りやすいスキー場でした。
滑りにストレスを感じないと、スキーがうまくなった気がするので楽しいですね。
以前このブログでも書いたのですが、このスキー場の隣にある「蓼科アミューズメント水族館」にたまたま立ち寄った時に、このスキー場の存在を知って以来、いつか絶対行こうと思っていたスキー場です。
雪を求めてPart1 蓼科アミューズメント水族館に行ってみた。
今回、念願がかなって訪れることが出来て大満足です。
おかげで思った通りかそれ以上の、絶景が広がっているのを見ることが出来ました。
おまけ
ランチはスキー場のふもとの、ロープウェイの出ている建物にあるレストランでいただきました。
おすすめっぽかった「山賊焼き」というメニューです。
大きめの鶏肉の唐揚げのような料理でした。
これが、カリカリジューシーに焼かれて(揚げられて?)とても美味しかったです。
ごちそうさまでした。