貴重な小型開放型ヘッドホン!YAMAHA HPH-200は高音質で気軽に使えるところが好きです

YAMAHA HPH-200

2年前くらいに買って以来、ずっと愛用しているヤマハの「HPH-200」というヘッドホンについて書いていきたいと思います。

HPH-200はとても素直な雰囲気の音で音楽を楽しませてくれます。
気軽に使うことができる小型のヘッドホンで高音質な製品は、現在数多く販売されているヘッドホンの中でもあまり存在しないので重宝しています。

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「ヤマハ HPH-200」のレビュー

YAMAHA HPH-200

ヤマハのヘッドホン

「HPH-200」はヤマハが2011年8月に販売を開始したヘッドホンです。
ヤマハは日本人ならば誰もが知っている音響機器メーカーですが、ヤマハがオーディオ用のヘッドホンを販売するのは30年ぶりの事だったそうです。

ヤマハと言えば、大学4年生の時の研修旅行で浜松にあるヤマハの工場に見学に行った思い出があります。
そこではフルートやトランペットなどの金管楽器が高い技術ときめ細かな配慮のもとで丁寧に製造されていました。
このヘッドホンもそんな楽器作りのノウハウが生かされているのかなあ、と思ったのがHPH-200に興味を持ったきっかけです。

ヘッドホン市場への参入

HPH-200と同時に発売のカナル型イヤホン「EPH-100」という製品があります。
この2つの製品を皮切りに、最近はYAMAHAもヘッドホン製品へ力を入れているようです。
つい最近も新しくイヤホンやヘッドホンの新製品の販売が開始されたばかりで、気になっています。

以前、東京に住んでいた頃と違って、気軽にヘッドホンやイヤホンの視聴に行けないのが地方在住の辛いところです。
YAMAHA HPH-200
ヘッドバンドの側面に印字された「YAMAHA」の文字と「音叉」のロゴがかっこいいです。

これも最近のことですが、HPH-200のホワイトカラーバージョンも販売されているようです。
白い色のヘッドホンはiPodとよく合っていて、素敵なのでこれも気になる存在です。

小型の開放型ヘッドホン

HPH-200は開放型のヘッドホンです。
開放型のヘッドホンは基本的には音抜けが良くて篭もることがない空間が広々とした音が出しやすいというメリットがあるのですが、その代わり遮音性と音漏れ防止には全く期待できません。

故に、高音質な開放型ヘッドホンの製品は、必然的に自宅で使う用の大型のタイプが非常に多いです。

そんな中で、普通によくある密閉型のポータブルヘッドホンと同じくらいの大きさでポータブルプレイヤーに接続して気軽に使えるかつ、高音質なヘッドホンはこのHPH-200以外にはちょっと思いつきません。

1万円ちょっとくらいの価格帯で開放型のヘッドホンは他にもあるにはあるのですが、ケーブルの長さが3mとかの長さだったり、大型で気軽に使いにくい製品が多いです。

HPH-200のライバルとなる機種は存在しないと言っても過言ではありません。
YAMAHA HPH-200

家の中で気軽にポータブルできるヘッドホン

HPH-200はケーブルの長さも多くのポータブルヘッドホンと同じ1.2mのミニジャックという仕様なので、気軽に持ち運びながら使用することが出来ます。

と言っても、開放型のヘッドホンなので電車の中などで使うのは無理ですが、家の中をHPH-200を使いながら動きまわることは出来ます。
これは、大きなメリットです。

僕はヘッドホンで音楽を聞きながら作業することが多いのですが、ちょっと飲み物を取りに行く時などに、いちいちヘッドホンを外して音楽が中断されるのがストレスに感じることがあります。
HPH-200をiPodなどのポータブルプレイヤーに接続しておけば、そのまま立ち上がって席を離れることができます。

洗濯物をたたむときなどちょっとした作業の時には、このような小型のヘッドホンは非常に便利です。

iPodなどのポータブルプレイヤーにそのまま挿すだけで十分にその性能を発揮してくれるのもHPH-200の良い所です。
高価なヘッドホンアンプなどを必要としない身軽さも、我が家でのこのヘッドホンの使用頻度を上げている要因です。
YAMAHA HPH-200

開放型ヘッドホンの音質以外のメリット

開放型ヘッドホンは音質的にも密閉型よりも有利な場合が多いですが、その遮音性の無さ故に電話や来客に気づきやすいというメリットがあります。
家の中で一人で使う場合は音漏れしても構わないので、そう言った意味でも室内で使用するには都合が良いです。
密閉型のヘッドホンやイヤホンでは難しい、音楽を聞きながら生活のために必要な音を、開放型のヘッドホンならば聞き分けることが出来ます。

また、外を散歩するときに使うのも良い使い方かもしれません。
散歩の時ならば多少音漏れしていても問題無いですし、後ろから車が来ても気づかないということはまずないので、安全です。
HPH-200のサイズ感ならば、散歩に持っていくのも苦にならないでしょう。

デメリットであるはずの遮音性の無さが、逆にメリットになる場合も多いのです。
YAMAHA HPH-200
あまり外に持ちだしてバッグなどにしまうことはないかもしれませんが、一応平らにたたむことは出来ます。
YAMAHA HPH-200

装着感

装着感は個人的には快適だと思って使っています。
何時間つけていても耳や頭部が痛くなることはありません。

しかし、ヘッドホンの装着感は人それぞれの頭の形が違うことから、一概に言うことは出来ません。

HPH-200は耳を覆うような大型のイヤーパッドではなくて、小型の耳のせタイプのヘッドホンです。
イヤーパッドの材質はベロア生地で、もふもふした気持ちのよいものですが、一般的には耳のせタイプのヘッドホンは長時間使用すると耳が痛くなると言われています。

僕は、何が良かったのかわからないですが、運良くHPH-200と相性が良かったです。
ヘッドホンを買う前は是非、視聴もですが試着をおすすめしたいところです。
YAMAHA HPH-200

音質

前置きが長くなりましたが、HPH-200の音質についての話です。

HPH-200の音傾向は一言で言うと「素直な音」です。
誇張的な表現をすることなく、音楽の印象をそのまま耳に届けてくれるヘッドホンだと思います。

かと言ってフラットかと言われるとそうではなくて、中音域が最も強く感じます。
音楽の中でのメロディーラインに当たる部分が、HPH-200が奏でる音の空間上で最も近くて、やや目立っています。
その他の成分はスーッとその後ろ側に並んでいくように配置されるので、曲の印象を壊すことなく違和感なく聞くことが出来ます。

音楽の音の構成の中で主役になる部分と、脇役の部分をとても自然に描き分けてくれるのが、このヘッドホンの最大の特徴です。
細かい音を拾うことができるヘッドホンでは無いですが、空間の前後感の描写が上手なので、音が団子状になったりしてごっちゃになりにくく聴きやすいです。

また、開放型特有の空間の豊かさも魅力の一つです。
迫力ある音とは言えないですが、非常に音がふくよかに聞こえてくるのはHPH-200の良さでしょう。

解像度が高いか?とか、音域がフラットかどうか?とか、そんな細かいことよりも曲全体の印象をそのまま奏でてくれるような素直な感じがすごく好みです。

また、楽器メーカーであるヤマハのヘッドホンであるからなのか、「楽器」の響きは非常に心地よいです。
曲によっては、楽器の音がものすごくリアルに聞こえるものもあります。
このヘッドホンと耳との境を感じさせない響きの良さは開放型のヘッドホンである、HPH-200ならではでしょう。

YAMAHA HPH-200

まとめ

「ヤマハ HPH-200」は機能的な面、音質的な面の両方共が高いレベルにまとめられていて、お気に入りのヘッドホンの一つとなっています。

ヤマハの30年ぶりのヘッドホンだそうですが、そのブランクを感じさせない完成度を誇る製品だと思います。

1万円ちょっとの価格帯で小型の開放型ヘッドホンは他には殆ど無いので、その点でHPH-200は唯一無二の存在であると言えるでしょう。
高音質でありながら、室内で気軽にポータブルしながら使うことができる数少ない選択肢の一つです。

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