ずっと長い間お世話になってきた「iPodClassic」がとうとう販売終了となるようです。
Appleの公式ページのiPodの項目から「iPodClassic」は姿を消しました。
特に発表などがあったわけでもなく、忽然と「iPodClassic」の項目だけがなくなりました。
これはしかたのないことだし、前々からそうなるだろうと言われ続けていたことではあります。
でも、なんだかすごくさびしいですね。
Appleの公式ページからiPodClassicが消えた
時代遅れ
正直、今の時代の流れからすると、iPodClassicという音楽プレーヤーは合わないのですよね。
色んな意味でクラシックな音楽プレーヤーです。
ワイヤレスだとか、ストリーミングだとか、iTunesMatchだとか、音楽のあり方が変わってきています。
故に、普通に有線のイヤホンやヘッドホンをミニジャックに挿して使うしかなくて、ワイヤレスな使い方も出来ないiPodClassicが今まで生き残ってこれただけでも奇跡的だと言うことができるかもしれません。
言っちゃうと時代遅れということなんですよね。
世間的には…
自分にとっては代えのきかないもの
僕は「ポータブルオーディオ」というものが趣味だったりします。
いろいろな楽しみ方があるマニアックな趣味ですが、僕の場合はiPodをポタアン(ポータブルヘッドホンアンプ)という機械に接続して音楽を聴いたり、ということをしています。
そうすると、より高音質で音楽を楽しむことができるのです。
そして、僕が普段使うようなポタアンを使うためにはiPodClassicという音楽プレーヤーはすごく便利なのです。
何しろ、160GのHDDを搭載しているので、無圧縮の音楽データをたくさん放り込んでおくことが出来ます。
これは、他のどのApple製品にもない性能です。
しかし、現在のAppleの音楽関係の方向性と言うのは、iPodClassicのそれとは全く逆です。
前述したように、ある意味で「利便性重視」という方向性です。
でも、それはそれで良いとは思います。
最近のBluetoothのヘッドホンとかイヤホンは音質も決して悪く無いですし、何よりワイヤレスで音楽を楽しむことができるというのはものすごく便利です。
僕もワイヤレスのイヤホンを持っていて、運動をする時などはいつも使っているのでよく分かります。
音楽データを圧縮してたくさん入れる、というのも悪いことでは無いと思います。
圧縮音源と言うのは、無圧縮の音源に比べると音質的にはよくありません。
でも、気軽に音楽を楽しむ程度ならば、全く問題無いです。
と言うか、世間的にはその僅かな音質の差はあまり問題視されることはありません。
でも、ポタアンとかを使って音楽を楽しんでいる、マニアックな一部の人にとってはクラシックな音楽プレーヤーと言うのは代えの効かないものなのです。
それにシンプルな機能とデザイン、それにクリックホイールの操作感は快適です。
そんな意味でも販売が終了してしまったのは、残念です。
個人的にはiPodClassicが廃盤になってしまうのは非常に困ることなのです。
もっと大容量のiPodとか出て欲しい
もう30pinのDockコネクタ付きのiPodは今後販売されることは無いでしょう。
でも、もしかしたらiPodClassicに代わるような大容量のiPodが発売されたりすることはあるかもしれません。
もう、いっそのことiPodTouchの256Gとか出ないかなあ…とか思ったりしています。
多分、当分は無理っぽいけど…
先日の発表会でiPhoneは128Gのものが発表されたので、128GのiPodTouchならば近いうちに出てくるかもしれませんね。
もっと高音質のオーディオマニア向けのiPodとか、個人的には出て欲しいです。
けれども、これは多分今後もずっと無さそうですね。
他社製の音楽プレーヤーは個人的にちょっと嫌
これも個人的な趣味なのですが、音楽プレーヤーはApple製品をずっと使っていきたいと思っています。
実は、オーディオマニア向けのハイエンドな音楽プレーヤーというものは、Apple以外の会社からはたくさん販売されていたりします。
本当に高音質を求める人は、そう言ったハイエンドな音楽プレーヤーを使っていることが多いです。
でも、やっぱりそこはApple製品の方が好きなんですよね…
というのも、僕は音楽データを管理するのにはiTunesを使っているからです。
MacにiPodやiPhoneをつなぐだけで音楽データを同期できると言うのは本当に便利です。
これは他社製の音楽プレーヤーにはない便利さです。
今更、Appleから乗り換えるのはつらいというか、面倒くさいのです。
もちろん高音質で音楽を楽しむと言うのはポータブルオーディオの大前提としてあります。
でも、そこに自分の許容できる範囲での利便性が無いと、続けていくことが出来ないと思うのですよね。
故に、iTunesで楽曲を管理して、iPod系の音楽プレーヤーをこれからも使いつづけていくこととなると思います。
それが、利便性と音質を天秤にかけて考えると、僕にとっては一番バランスの良いポータブルオーディオの楽しみ方だったという話です。
まとめ
実は、iPodClassicは2台持っています。
iPodClassicが近いうちに廃盤になるだろうということを予想して、普通に売っているうちにもう1台新品を買っておいたのです。
まだまだ古い方のiPodClassicも現役で動いていますが、新しいものも買っておいて良かったです。
これで、まだ何年かはこのまま戦えそうです。
今回、ディスコンとなってしまったのは非常に残念なことです。
しかし、時代の流れ的には仕方の無いことです。
気に入って使いつづけてきましたが、iPodClassicの新しいバージョンとかは諦めるしかありません。
何か、iPodClassicに代わるようなものが発表されると良いのですが、まだそれはしばらく先になりそうですね。