昨日、東京の江戸川橋にある「水道ギャラリー」でやっていた「おきてきてきて展」を観てきました。
4つのジャンルの作家が集まって作品を展示していたグループ展です。
4人の作家さんのうちの一人は僕の大学時代の同級生です。
Facebook経由で展示のお知らせをもらったので、ちょうど他にも東京で行きたい場所もあったので行ってみることにしました。
便利な時代になったものですね。
昨日が最終日だったのですが、全く異なるジャンルの作品が展示されていたとは思えない統一感のある展示だったと思います。
水道ギャラリー「おきてきてきて展」に行ってきました
木とガラスと写真とパンの展覧会
「おきてきてきて展」は全く異なるジャンルの4人の作家さんによるグループ展でした。
- 今関郁絵さん(写真)
- 臼井直美さん(パン)
- 臼井仁美さん(木工)
- 山本真衣さん(ガラス)
写真とパンと木工とガラスの作品がギャラリーに展示されていました。
ちょっと変わった組み合わせですよね。
しかし、この展示を見て、いいなと思ったのが展示空間の雰囲気が非常にまとまり感があったことです。
実際に展示されているのを眺めて見ると、作品のジャンルは違っても、テーマ性は一貫しているのを感じました。
同級生!
4人の中の一人である臼井仁美さんは僕の大学生時代の同級生です。
東京芸大の工芸科に合格してから専攻ごとに分かれるまでの約1年半の間、一緒に課題制作を頑張りました。
今回は久しぶりに会うことができて良かったです。
右側が臼井仁美さんです。
その隣の臼井直美さんは仁美さんの双子の妹さんです。
双子だけあってとても良く似ています。
今回の展示では久しぶりの再会だったので、仁美さんだと思って挨拶したら直美さんで、ちょっと恥ずかしかったです。
Bitteのパン
三鷹にある「Bitteのパン」というパン屋さんをしているそうです。
Bitteのパン Facebookページ
あまりに美味しそうだったのでいくつか買ってお持ち帰りさせていただきました。
三鷹にあるお店にもいつか訪れてみたいものです。
アート作品や工芸作品の展覧会でパンを同時に展示・販売するというのは珍しいことですが、不思議なことに全く違和感がありませんでした。
今関さんちの無農薬野菜
「おきてきてきて展」で個人的に非常に気になったのが、会場に入ると一番最初に目に入って来る野菜たちでした。
聞いてみると、写真の今関郁絵さんの実家で栽培しているという無農薬の野菜たちです。
作品と一緒に展示されている無農薬の野菜達は、なんだかとても美味しそうに見えました。
なので、この野菜達の中から葉玉ねぎとさやいんげんを買ってお持ち帰りしました。
たくさんおみやげがあって嬉しいですね。
本当はキャベツとかも欲しかったですが、山梨に持ち帰らなくてはならないので、大物を買って帰るのは諦めました。
ちょっと残念です。
木工アート
臼井仁美さんは現在、東京芸大の木工研究室の助手をして学生たちの面倒を見ながら制作活動を続けています。
木工芸の技術を使った作品を専門に制作をしています。
非常に繊細な木工の技術が使われているのが、作品を見るとよくわかります。
「木」という素材の自然な雰囲気を大事にして造形している感じがいいかんじです。
木の器や箱の作品も木の温かみが感じられるようでした。
木とガラスのコラボレーション
ガラスの山本真衣さんの作品と臼井仁美さんの作品のコラボレーションもなかなか素敵でした。
山本さんの作品はガラスを素材としていますが、まるでおいしそうな和菓子のようにも見えます。
木の箱とおいしそうなガラスの作品は非常によくマッチしていて、絵になりますね。
まとめ
「おきてきてきて展」にて展示されていた作品達はジャンルが違う作品でありながらも、一体感が感じられるのがすごくいいなあと思いました。
技法や使っている素材は違っても、作品のテーマ性は一貫性があるように感じました。
同級生の仁美さんはもちろんのこと、そのお姉さんの直美さん、写真の今関さんともいろいろお話させてもらって、ずいぶん長居をさせてもらいました。
楽しく展示を見させていただきました。
おまけ
おみやげに買った臼井直美さんの作品であるパンは今朝の朝食としていただきました。
手作りでナチュナルな味のする、とても美味しいパンでした。
ごちそうさまです。