【写真と感想】「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどく展)」~毒を持つ生き物~!!!

猛毒展 入り口

現在池袋のサンシャイン水族館で開催中の「「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどく展)」~毒を持つ生き物~!!!」を観に行ってきました。
会期は2014年7月12日〜9月28日までの約2ヶ月半に渡って催されます。

「毒」という漢字が9個並んで「もうどく」と読ませるのはかなりユニークですね。
展示されている生き物達も、いかにも「毒」を持っていそうな見た目のものもいて、ゾワゾワしながら展示を見ることが出来たと思います。

絶対に手で触りたくないような外見の生き物が多かったですが、一見すると普通な見た目の生き物もいたので、正しい知識がないと危険な場合もあるということが分かりました。
展示されていた生き物達の中には「毒を持っている」ということを普段イメージしないような生き物も含まれていて、そんな意味でも勉強になった展示会でもありました。

「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどく展)」

もうどく展はサンシャイン水族館の入口付近のスペースで展示されています。
前回、同じ場所で「へんないきもの展」という展示があったのですが、それが非常におもしろかったので、今回も訪問してみることにしました。

【写真と感想】へんないきもの展〜ナマモノ〜:サンシャイン水族館

へんないきもの展もそうだったのですが、展示会場の面積はかなり狭いですが、その分密度があって非常に見応えのある展示でした。

ちなみに、600円を入り口で支払えば、もうどく展だけを単体で見ることも出来ます。
僕は数カ月前に水族館の展示は見たばかりだったので、高いお金を払って、セットのチケットを買わなくて済んだので良かったです。

毒を持った生き物たち

早速、展示されていた生き物たちを紹介していきたいと思います。
猛毒展 危険度レベル
展示されている生き物たちは、その毒の強さによって5つのランクに分けられています。
中には、人間などいちころな強力な毒をもった生き物も展示されていました。

本当は全部を紹介したいですが、上手く写真が撮れなかった生き物もいたので、写真がいい感じに撮れた生き物を中心に書いていきたいと思います。

魚類

カサゴ
ネッタイミノカサゴ、キリンミノカサゴ、ハナミノカサゴ

「毒」という文字がたくさん書かれた怖い雰囲気ののれんをくぐると最初に目に入ったのが毒を持った魚「カサゴ」です。
3種類のカサゴが同じ水槽に入れられていたのですが、どれがどのカサゴなのかよくわかりませんでした。
見た目は非常に優雅にも見えますが、ヒレなどに毒の棘を持っていて刺されるかもしれないので危険です。

リーフスティングレイ
リーフスティングレイ

リーフスティングレイはエイの仲間です。
エイの仲間は尻尾の部分に毒があるということは、一般的によく知られていることだと思います。
鮮やかな青い斑点模様が非常に美しいですね。
やはり美しいものには毒があるということなのでしょうか。

オニダルマオコゼ
オニダルマオコゼ

オニダルマオコゼはちょっと見た感じだと海底にある岩のようにも見える質感の魚です。
背中にある棘に非常に強力な毒を持っていて、触ったりするのは非常に危険です。
岩そっくりの見た目を活かして岩に擬態して、獲物を待つという習性があるそうですが、なんと食べることもできるそうです。
調理するときは背中の毒棘に十分注意して、調理する必要がありますね。
もちろんちゃんとした経験のある人に調理してもらうべきですが、どんな味なのかは興味があります。

ソウシハギ
ソウシハギ

ソウシハギは内臓に恐ろしい毒を持った魚なのだそうです。
ソウシハギの横に飾ってあった説明文には「絶対食べるなよ!」と書かれていました。
なんとなくひょうきんな顔をしている魚ですが、だからと言って油断して食べたりしてしまうと大変なことになってしまいますね。
海は知らないだけで危険な生き物がいっぱいです。

マアナゴ
マアナゴ

僕、近所の蕎麦屋で注文すると出てくるアナゴ天丼が大好物なのですが、アナゴに毒があるということは初めて知りました。
アナゴに含まれる毒は「タンパク毒」というやつなのでそうで、加熱すれば問題なく食べることが出来ます。
しかし、生で食べるのは無理みたいですね。
アナゴは寿司屋で加熱した状態のものはもちろん食べたことはありますが、生のにぎり寿司とかが存在しないのはそういうことだったのですね。
これから、アナゴを見る目が変わってしまいそうですね。

ゴンズイ
ゴンズイ

ゴンズイはナマズの仲間ですが、左右のヒレにある棘に毒を持っています。
展示されていた水槽には大量のゴンズイがうじゃうじゃ居て、びっくりしました。
このように密集して玉のようになっている様子を、「ゴンズイ玉」と呼ぶこともあるそうです。
この魚も上手く調理すれば食べることができるそうですが、もしも釣れたとしてもやっぱり怖いので経験者にやってもらいたいところですね。

ノコギリハギ
ノコギリハギ

ノコギリハギという魚は無毒な生き物なのですが、展示されていたので紹介したいと思います。
なんでも、この魚は「シマキンチャクフグ」という猛毒を持つ魚にそっくりな見た目で、その魚に擬態することで外敵から身を守っているのだそうです。
飾ってあった写真を見る限りだと、両者の見た目はそっくりです。
確かにそんなフグにそっくりな魚を食べる気はしないですよね。
毒を持っている生物は、進化の過程で毒を持つことになった理由があるはずなのですが、ノコギリハギは進化の過程で毒を持つ生物そっくりになったのですね。

甲殻類、軟体動物など

ハナギンチャク
ムラサキハナギンチャク、ヒメハナギンチャク、ハナブサイソギンチャク

ハナギンチャクはイソギンチャクに似た生き物ですが、別の特徴を持つ生き物なのだそうです。
説明文に「海底に咲く毒の花」と書いてあったように鮮やかで美しいですが、やはり毒々しくも見えますよね。
触手に毒があって、イソギンチャクの仲間に比べてずっと強い毒性を持っているそうです。

アカクラゲ
アカクラゲ

クラゲの仲間には毒があるということは有名ですが、外見は非常に優雅な生き物ですよね、クラゲ。
クラゲの触手には「刺胞」と呼ばれる毒針があって、その部分が刺激を受けると毒針が飛び出すという仕組みになっています。
また、クラゲの種類によっても、毒の強さは大きく異なって、ちょっとチクチクする程度のものもあれば、深刻な体調の変化を招くクラゲもいるそうです。
クラゲは、海に行くとたまに見かけることがありますが、極力お近づきになりたくない存在ですね。
見るだけならきれいなので、良いのですけどね。

アンボイナガイ
アンボイナガイ

アンボイナガイは今回の展示生物のなかで、一番地味な見た目に見えましたが、持っている毒の強さは非常に強力です。
毒性の強さは最高ランクのレベル5です。
この貝に刺されて帰らぬ人となる場合が多い、とてつもなく危険な存在です。
アンボイナガイが属しているイモガイ類の毒は「コノトキシン」という神経毒ですが、アンボイナガイによる被害者は特に多いそうです。
コノトキシンには血清などの特効薬もないので、刺されるとホントにヤバイみたいですね。
地味な見た目に反して怖すぎです。

アデヤカキンコ
アデヤカキンコ

こちらは打って変わって非常にハデな色彩の生き物です。
アデヤカキンコはナマコの仲間です。
口から出ている赤い枝のような器官は触手で、この触手を使ってプランクトンなどを捕食するそうです。
名前の通り非常に艶やかな印象の生き物ですが、もちろん毒があって、刺激を受けると「サポニン」という毒を出します。
鮮やかで美しいといえば美しいですが、毒々しさの方が上のように思いますね。
もしも海で見かけても、触ったり絶対にしたくない色合いの生き物だと思います。

ヒョウモンダコ
ヒョウモンダコ

ヒョウモンダコは非常に強力な毒を持つ生き物ということで、有名な生き物ですが、会場にいたのはちっちゃくて可愛いやつでした。
僕が見た時は水槽の手前のガラスにひっついていました。
また、刺激を受けて怒ったりすると青いリングの模様の彩度が上がって、毒々しい雰囲気に変化するそうです。
非常に美しいとも言える見た目のタコですが、その毒性は非常に強力です。
フグの毒と同じ「テトロドトキシン」という神経毒を唾液に含んでいて、噛まれたりするとマジでシャレにならないことになってしまいます。
毒性が強力な代わりに泳ぎは不得意だったり吸盤の力が弱かったりするので、生き物というのは全てを手に入れることができるというわけではないという良い例だと思います。

爬虫類

ジュウジメドクアマガエル
ジュウジメドクアマガエル

外敵に襲われると皮膚から白い毒液を分泌するというちょっと変わったカエルです。
カエルには毒をもった種類がいくつか居ますが、このカエルはその中の1種類ということになりますね。
見た目は今回の展示生物の中でもトップクラスにかわいいと思ってしまいました。
白い毒液を出すことから「ミルキーフロッグ」とも呼ばれることがあるそうです。

アメリカドクトカゲ
アメリカドクトカゲ

アメリカドクトカゲは、蛇と同じような「溝牙(こうが)」と呼ばれる毒の牙を持っています。
このトカゲはアメリカ合衆国南西部からメキシコにかけて生息していて、別名「ヒラモンスター(ヒラ川の怪物)」とも呼ばれています。
噛まれたりするとかなり深刻な事態になるので、そんな名前がついたのだと思われます。
また、アメリカドクトカゲの毒は、悪いことばかりではなくて、糖尿病の薬として使われることもあるそうです。
毒というのは人間にとって非常に恐ろしい存在ですが、使い方次第で薬も作ることができるのですね。
薬と毒と言うのは、身体に作用する薬品という意味ではある意味同じですからね。
使い方を変えれば、薬にもなる「毒」もあるのですね。

虫系

ベトナムオオムカデ
ベトナムオオムカデ

ムカデは今回の展示されていた生物の中でも最も身近な存在の一つですね。
幸い我が家では、出現したことはありませんが、出る家には出るみたいですね、ムカデ。
僕は刺されたことはないですが、刺されるととても痛いらしいので、ゴキブリとかよりもずっと危険な存在です。
ベトナムオオムカデのような巨大なムカデが家に出現したら、ホントに怖いですね。

ゴライアスバードイーター
ゴライアスバードイーター

ゴライアスバードイーターは世界最大のクモとして知られています。
足を広げると20㎝ほどにもなるそうです。
小さなクモは家に出てきても怖くありませんが、こいつが家に出現したりしたらトラウマになってしまいそうです。
性格は攻撃的ですが、毒はそこまで強くはなくかぶれたりする程度なのだそうです。
でも、噛まれると多少のケガはしてしまうくらいの強力さなので注意が必要です。
しかし、世界最大級のクモというだけあって、見た目のインパクトはものすごいですね。
やはりその名の通り、鳥も捕まえて食べたりするのでしょうか?
また、このクモをペットにしたりするマニアックな人もいるそうです。

植物系

トリカブト
トリカブト

動く生物だけではなく、毒をもつ植物もいくつか展示されていました。
トリカブトは、他の食べることができる野草とよく似ているものがあるので、間違えて食べてしまう事故も起こったりしている、僕達の身近にも生えているかもしれない植物です。
その毒は「アコニチン」と呼ばれるもので、食べてしまうと重篤な症状が発現して帰らぬ人となってしまうこともあるそうです。
展示されているものを見た限りだと、見た目はものすごく普通の植物という感じなので、間違えて採集してしまうこともあるかもしれません。
山にハイキングなどに行くときには、見かけても採らないように注意しなくてはなりませんね。

キョウチクトウ
キョウチクトウ

全然知らなかったのですが、キョウチクトウは普通に街路樹などとして植えられていることもあるそうです。
しかし、その毒性は青酸カリよりも強いと言われていて、間違って口に含んでしまったりすると非常に危険です。
その毒性の強力さから、植えられているキョウチクトウの伐採をすることになった過去がある自治体もあったそうですが、悪い環境でも育ちやすい植物なので街の緑を増やすために一役買っているのは事実です。
植えられているのを見かけたら、これからは触ったりしないように注意しなくてはなりませんね。
キョウチクトウ 鉢の周り
展示されているキョウチクトウの鉢の周りに花が落ちていたりしたのですが、会期が終わってから展示スペースの片付けをするのも危険がありそうです。
それはキョウチクトウだけではないですが、この展示の生き物を管理するのもホントに大変な仕事ですよね。
恐ろしい植物ではありますが、普通に栽培したり鑑賞するだけなら安全なので、正しい知識をもって「毒」と付き合って行きたいものです。

哺乳類

猛毒展ポスター
スローロリス

最後にもうどく展のポスターにもなっている、スローロリスです。
ちょうど、お昼寝タイムだったのかあっちを向いて、ふてくされたように寝ていて顔を見ることは出来ませんでした。
残念です。
スローロリス
スローロリスは上腕にある腺から、毒を分泌してそれを舐めて全身に塗る習性があります。
また、それを子供の体にも塗るそうですが、そのようにして外敵から身を守っているのです。
スローロリスは、現在絶滅が心配されている種の一つで「危急種」に指定されているそうです。
非常に変わった生態をもつ生物ですが、だからこそ数も少なくなってしまうのかもしれません。
そんな貴重な生き物がここで展示されているというのも、なんとも微妙な気もしますが、心の痛む話ですね。

まとめ

もうどく展ではたくさんの毒をもった生物が展示されていました。
毒を持っている生き物と一言で言っても、本当に多種多様で、地味な見た目の生き物もいれば毒々しい色彩の生き物もいて、バリエーションに富んでいます。

毒のある生き物というのは、今までは漠然と「怖い」と思っているだけでしたが、もうどく展を見てそのイメージがかなり変わったように思います。
非常におもしろい展覧会でした。

もうどく展は9月の末くらいまでやっているので、池袋に行った際は寄ってみると良いと思います。

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