【写真と感想】へんないきもの展〜ナマモノ〜:サンシャイン水族館

へんないきもの展

一昨日、池袋のサンシャイン水族館で開催されている「へんないきもの展〜ナマモノ〜」を観に行ってきました。
この展示はベストセラーの「へんないきもの」という本の著者である早川いくをさんの監修のもとに企画された展示会だそうです。

タイトルの通り、へんないきものにたくさん出会うことが出来るおもしろい展示でした。
作品制作の参考にもなる充実した展示内容だったと思います。

へんないきもの展は3月15日(土)~5月25日(日)の間、催されています。

池袋サンシャイン水族館でやっている「へんないきもの展〜ナマモノ〜」に行ってきました。

池袋のサンシャイン水族館での展示

池袋のサンシャイン水族館で「へんないきもの展」なるものが開かれているという噂を聞いて、「へんないきもの」を作っているアーティストとして、是非見に行かねば!と思っていました。
僕は現在、山梨県に住んでいるので、そんなにほいほい東京まで観に行くことは出来ないのですが、ちょうど友人の個展があるのでそれを観に行くのと同時に池袋まで足を運ぶことが出来ました。

「へんないきもの展」の会場はサンシャイン水族館の入り口の隣にありました。

少しこじんまりとした狭いスペースでの展示でしたが、内容の濃いおもしろい内容だったと思います。
生き物ごとに説明文が書かれたパネルも展示されているのですが、その文章は早川いくをさんの独特な語り口で書かれていて、楽しみながら展示を観ることが出来ました。

へんないきものの写真

会場内は撮影してもOKだったので、興奮してたくさん写真を撮ってしまいました。

その中からいくつか紹介したいと思います。

イロカエルアンコウ
イロカエルアンコウ

周りの岩に同化しているように見えるイロカエルアンコウです。
獲物を待ちぶせしているのでしょうか。
ずっと岩のように微動だにしませんでした。
まさに動かざること岩のごとしです。
捕食する際は獲物をひと呑みにしてしまうそうです。

ヒヨケムシ
ヒヨケムシ

世界3大奇虫の一つに数えられているヒヨケムシです。
インターネットで調べてみると毒があるとかないとか、諸説がある謎の虫です。
人を食べてしまうという伝説もあるという恐ろしい虫です。
イラクに行った兵士と巨大なヒヨケムシとの写真が有名です。
会場で展示されていたのは体長がたぶん4㎝くらいの大きさだったので小さいヒヨケムシだったのではないかと思います。
グロ中尉です。

ロングノーズバットフィッシュ
ロングノーズバットフィッシュ

カメラを向けるとやたらと人懐っこくこちらを向いてくれたサービス精神旺盛なやつです。
頭のてっぺんに疑似餌をひらひらさせていました。
しかし、この疑似餌は進化の過程で退化したのか、実際に捕食するためには役に立たないものだそうです。
まじまじと見ると本当に変な顔ですよね。
水中をのそのそとゆっくり歩いていました。
こんなんで厳しい自然界を生きていけるのか心配になりました。

カワテブクロ
カワテブクロ

変わった形のヒトデです。
どう見てもあれです。
あれが5つです。
ここで言えるのはそれだけです。

アデヤカバイナマコ、オオイカリナマコ
アデヤカバイナマコ&オオイカリナマコ

トゲトゲしてグロテスクなナマコです。
ナマコって本当にへんないきものだと思います。
THE・へんないきものです。
ナマコは食用になる種類も存在しますが、このナマコはたとえ食べることができるとしても食べたくないですね。
ナマコは海の堆積した有機物を食べて掃除してくれるので、こう見えても海を綺麗にするという大事な役割を持っています。
トッケイヤモリ
トッケイヤモリ

大きな声で「トッケイ!トッケイ!」と鳴くヤモリの仲間です。
Youtubeにトッケイヤモリの鳴き声の動画があって、それを見てみると本当にトッケイ!と鳴いていました。
前面の透明な板にピッタリと張り付いていました。
とある地域ではトッケイヤモリの鳴き声を7回連続で聞くと幸運が訪れるという言い伝えがあるそうです。

コモンカスベ
コモンカスベ

砂とほとんど同化しているように見えるエイの仲間、コモンカスベです。
海で出会っても気づかないかもしれませんね。
左右に目のような大きな斑点のような模様があります。
ムニエルなどにして食べることもできるそうです。

ダイオウグソクムシ
ダイオウグソクムシ

皆のアイドル、ダイオウグソクムシです。
実際に見てみると大きくて迫力がありました。
5年間絶食して話題になったダイオウグソクムシですが、大型魚類の屍肉などを食べているそうです。
ちなみにダイオウグソクムシを食べることもできるそうですが、臭みが強いそうです。
う〜ん、食べたくないですね。
現在、様々なダイオウグソクムシグッズが売られていますが、ダイオウグソクムシのiPhoneケースも販売されています。

ネタとしか思えないデザインと大きさですが、もしも街中でこのケースを使っている人がいたら、凝視してしまいそうです。
イガグリガニ
イガグリガニ

ものすご~くトゲトゲの甲羅を持つイガグリガニです。
カニという名前がついていますが、実はヤドカリの仲間なのだそうです。
足の数もカニよりも少なくて、ハサミを除くと足は6本です。
食べるとおいしいらしいですが、トゲトゲが痛いのが難点です。
ヤドカリが身を守るために、貝殻を背負うのではなく甲羅をトゲトゲに進化させたのでしょうか。

オジサン
オジサン

顔に付いているアゴ髭がおじさんのようなのでオジサンと名付けられたそうです。
会場で高校生くらいの若い2人連れの女の子が「あっいたいた!オジサンだよ!オジサンだよ!」と興奮気味に話していたのが印象的でした。
ちなみにオジサンも普通に食べることができる魚ですが、オジサンを食べたことのあるうちの奥さんが言うにはオジサンはそんなにおいしくないそうです。
でも、オジサン、食べてみたいですね。
マルソデカラッパ
マルソデカラッパ

独特なずんぐりしたフォルムが特徴のマルソデカラッパです。
なんとも言えない変な形の生き物ですがカニの仲間です。
普段は砂に潜って目だけ出していることが多いそうです。
かわいい見た目とは裏腹に、はさみで巻き貝の殻を破壊して中身を捕食するという、パワフルな生態を持っています。
ハサミは貝を食べるために缶切りのような構造になっていて、簡単に硬い貝殻を破壊することができるそうです。

ヤツメウナギ
ヤツメウナギ

ヤツメウナギと言う名前ですがうなぎではなく円口類という顎が無いことが特徴の種族なのだそうです。
体の両側面にある目のように見える7つの穴のような器官と、実際の目が合わせて8対あることからヤツメウナギと呼ばれているそうです。
円筒状の水槽の壁に口で吸い付くようにへばりついていました。
写真は撮り忘れてしまったのですが、透明なガラスにくっついている口の正面から見ると、けっこうグロいです。
大型の魚類の体表に吸い付いて体液を吸うというちょっと怖い習性を持っています。
薬品の材料としても有名で、疲れ目に効くそうです。
ハダカデバネズミ
ハダカデバネズミ

へんないきもの展で個人的に一番キモかった生き物です。
ただの毛が無い出っ歯のネズミなんですが、毛が無いだけでどうしてこんなに気持ち悪く感じるのでしょうか。
ちょうどお昼寝の時間だったのか、皆寝ていました。
女王を頂点とした、カースト制度のような厳格な階級社会を持っている生き物なのだそうです。
基本的に殆どは下働きとしてその生涯を終えるそうです。
中には、赤ちゃんを温める役目の「布団係」という役職もあるそうで、ちょっとかわってますよね。

リュウグウノツカイ
リュウグウノツカイ

へんないきもの展の最後はリュウグウノツカイの標本が展示されていました。
つい最近Twitterで、浜に打ち上げられたリュウグウノツカイを料理してみた!という画像が話題になりましたね。
すごくおいしそうな写真でした。
生きているリュウグウノツカイの映像はほとんどなくて貴重なものなのだそうですが、優雅に海を泳いでいるのを見てみたいものですね。

※4月12日追記

カリフォルニア湾に現れたリュウグウノツカイの泳ぐ姿をとらえた動画が話題になりました。
こんなにもしっかりと生きている映像が撮影されたのは稀なのではないでしょうか。
深海魚であるはずのリュウグウノツカイが、このような観光客が来るようなビーチに現れるとは驚きです。

まとめ

へんないきもの展はスペース的には狭い場所での展示でしたが、非常に多種多様な生き物を観ることが出来て、飽きずに楽しめる良い展示だったと思います。

展示されている生き物の説明文も展示されている生き物と同じで個性的で楽しく読ませていただきました。
この説明文は楽しんで読むことができるにも関わらずわかりやすい!というのが不思議です。

僕は普段、立体のアート作品を作っているのですが、この展示のような「へんないきもの」をモチーフに制作することが多いです。

そう言った意味でも勉強になる展示だったと思います。

「へんないきもの」というのは人間の目線から見たらものすごく「変」でも、本人たちにとっては変でもなんでもなくて「普通」なんですよね。
生き物というのは、生きていくために都合の良いように徐々に形を変えて進化したわけですから、僕達から見たら変でも、実は理由があって個性的な姿や性質になったのだと思います。
その種族が生きていて、今も存続しているということは、たとえ意味が無いようなかわった形であったとしても、実際は合理的な根拠の元に進化した結果であるはずです。

へんないきもの展を観て、どうしてこんなへんないきものが生まれたのか、存在しているのかということを考えさせられました。

作品制作の参考にもなるおもしろい展示だったと思います。

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