「それ1つちょうだい!」
友達と一緒に遊んでいて、お菓子などを食べていると、よく聞く言葉です。
ビスケットやフリスクなどを食べている人が近くにいると、ついつい自分も食べたくなってしまいますよね。
僕も、家でうちの奥さんがポテトチップスとかを食べているのを見かけると、「一枚ちょうだい!」とお願いして、分けてもらうことが多いです。
1つの食べ物を複数の人でシェアして、みんなで楽しむというのはとても素晴らしいことです。
少量のお菓子を分けてあげるというだけで、いろんな味を味わう事ができるし、友情や愛情も深まるかもしれません。
ところで、この「それ1つちょうだい!」という言葉ですが、どのくらいまで許容できますか?
一人の友だちに言われたのならば、一つだけ分けてあげれば済む問題です。
しかし、仮に100人の友達に同時に同じことを言われたとしたらどうなるでしょうか?
ポテトチップスだったら100枚を、フリスクだったら100粒を差し出さなくてはならないことになります。
なぜそんなことを言うのかというと、最近ふと「もしもたくさんの人に同時にそんなことを言われたらどうしよう?」と想像してしまったからです。
想像を具現化するという行為は、まさにアートの本質的な部分だと思います。
そんなわけで、「1つのものをたくさん過ぎる人数で分けあったらどうなるか?」ということをビジュアル化してみました。
過剰なストロー
用意したもの
そんなわけなので、今回は「500mlのペットボトルの中身」をみんなで分け合うと言う設定でいきたいと思います。
穴を開ける
まずは用意したハンダゴテをコンセントに接続して、温めます。
そして適度に温めたハンダゴテの先端をペットボトルに当てがいます。
これを何度も繰り返して、空のペットボトルを穴だらけにしていきます。
ストローを挿す
ハンダゴテを使って開けた穴はストローとちょうど同じくらいです。
今度は穴にストローを挿しこんでいく作業です。
全部の穴に挿したら完成です。
「過剰なストロー」
謎の物体が完成してしまいました。
元はただのペットボトルとストローだったんですけどね。
この大量のストローで大勢に一気に中身を吸われてしまうペットボトルを想像してください。
これだけの人数で500mlのペットポトルの中身を吸ったら、一瞬で中の飲み物が枯渇してしまいますよね。
「ちょっとだけ」というのも、あまりにも多くなりすぎれば、全てを吸い尽くしてしまうのです。
ここまでいくと「分ける」ではなく「略奪」です。
で、最終的にどうなるの?
まとめ
そりゃあ、僕だって実際に誰かに「それ1つちょうだい!」と言われたら、こころよくあげますよ。
だって、その方がお互いに楽しいですから。
でも、多人数で行動している時の「それ1つちょうだい!」は確実に1つでは済みません。
ものによっては全員に行き渡らないことすらもありえます。
楽しみにしていた食べ物が、ごっそりと減ってしまうと悲しいです。
「ケチケチすんな!」とか言われそうですが、「もしもそうなったらやだなあ〜」と思ったのでやってみました。
余談
一人の人に「それ1つちょうだい!」と言われた場合でも、ものによっては「えっ!」となることがあります。
もともとの個数が少ないお菓子は、人に分け与えると自分の取り分が目に見えて少なくなってしまうからです。
そして人によって、人にあげても良いと思う「量」の基準は違うはずです。
僕の場合は『フリスク』や『アポロチョコ』や『ポテトチップス』などのたくさん入っているお菓子はもちろんOKです。
『クロレッツ』とかのようなガムや、『のど飴』なども1つくらいなら全く問題ありません。
6個入りの『ピノ』も1つなら大丈夫です。
2つは考えます。
でも『雪見だいふく』はダメです。
だって、一つあげたら半分になってしまいますから。
「欲しいなら金払え!」と言っちゃいますよ!
さらに言うと、元々の個数が1個しかなくて、1個しか買ってない食べ物は絶対ダメですよ。
せっかく自分が食べようと思って買ったものを全部あげちゃうような、お人好しではないからです。
「プッチンプリンちょうだい!」
「!!!」
皆さんはどのくらいまでなら、人に食べ物を分けても良いですか?