最近作っている作品について、書いていきたいと思います。
クリスマスですが、今日は時間があったので作品制作をしていました。
現在作っているのは「iPSパーツ〜肺」というタイトルの作品です。
前回までの制作|【電子パーツ】肺をモチーフにした作品を作り始めました
ずいぶんと長い期間に渡って制作をしていますが、時間のあるときにちょっとずつ作業を進めています。
完成までには、まだまだ時間がかかりそうですが、できればあと1ヶ月〜2ヶ月位で完成させたいところです。
最近の制作風景
電子パーツをハンダ付け
「iPSパーツ」シリーズは人体の一部分をモチーフとする作品シリーズです。
今までに「頭蓋骨」「手」「目」の3つを作りました。
現在制作している「iPSパーツ〜肺」は、このシリーズの第4作目となる作品です。
素材は抵抗やコンデンサなどの「電子パーツ」です。
無数の電子パーツを1つ1つハンダ付けして、立体作品として仕上げていきます。
作品を作るためには、非常に細かくて、根気の必要な作業をずっとやっていくこととなります。
ずっと座っていると、身体が痛くなってくるので、時々ストレッチをしながら作業しています。
肺っぽくなってきた
前回、この作品についてこのブログに書いたのは8月の終わりくらいのことでした。
その頃から比べると、かなり作業が進んできて「肺」っぽい雰囲気が出てきたかと思います。
まず、前回の制作の続きで、数多くの「抵抗部品」をハンダ付けして、肺の気管を作っていきます。
まだ、この段階だと何がなんだわからない状態ですよね。
この記事の冒頭に貼った「前回まで制作」の写真に比べると、重量感みたいなのが出てきて、作業がかなり進んだということが分かるかと思います。
人間の肺の「気管」は太い部分から徐々に細く枝分かれしていくような感じの構造になっています。
資料を見ると、まるで樹の枝のような印象も受けます。
それを表現するために、抵抗をハンダ付けして細いひものようなパーツを作り、縦横無尽に広がる毛細血管のような感じを表現します。
専用の固定台に設置した本体に、バランスを見ながら次々にハンダ付けしていきます。
しかし、作った紐のようなパーツをはんだづけしていくだけだと、細くて頼りない感じになってしまいます。
そう言った箇所は強度と太さを補強する感じで、部分的に抵抗をハンダ付けします。
こんなかんじで、どんどん作業を進めていきます。
この部分は肺胞の隅々まで酸素が行き渡るようにするための、多くの枝分かれがあります。
なので、抵抗で細いパーツを作ってハンダ付けします。
この作業は、手を固定する場所がなくて、非常に不安定な状態が続きます。
空中でプルプルしながらハンダゴテを扱う必要があったので、難易度が高かったです。
とりあえず、気管の部分はこれで完成です。
この段階で、抵抗部品をいくつ使ったのかは、正確に数えていないのでわからないのですが、おそらく1500個以上は使っているはずです。
セラミックコンデンサ
ここから先は、今まで主に使ってきた「抵抗」ではなく、「セラミックコンデンサ」と呼ばれるパーツを使っていきます。
抵抗よりも大きく、平べったい形状が特徴です。
このセラミックコンデンサをハンダ付けしていきます。
数多く存在している電子パーツの中から、セラミックコンデンサというパーツを選んだのは、なんとなくこのパーツが「肺胞」っぽいかなと思ったからです。
ちょっとづつイメージが出来てきた感じがしてテンションがあがりますね。
やっと肺っぽく見えてきたのではないでしょうか。
とりあえず今の段階はこんな感じの進み具合です。
まとめ
一個一個、電子パーツをハンダ付けして作業しなくてはならないので、この作品のシリーズは完成までにかなりの時間がかかってしまいます。
しばらくの間、この「肺」の作品は放置気味だったのですが、最近になってなるべく時間を作るようにしていじるようにしています。
今日もクリスマスだというのに、作業をしていました。
うん、こういうクリスマスも良いものですよね。
次にこのブログでこの作品について書くのは作品が完成したら・・・ということになりそうです。
この作品を作っていると、肩が凝ってしまって仕方がないのですが、頑張って制作していきたいと思います。