6/2発売の週刊少年ジャンプ27号より、HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)が連載再開されます。
連載の再開はファンとして本当に喜ばしいことなのですが、約2年ぶりの再開なので前回までのお話を忘れてしまっている人も多いはずです。
そこで、主に単行本32巻を読み返して、気になるポイントを抜粋し、ハンターハンターの連載再開に備えて抑えておくべき点をまとめてみました。
毎週ハンターハンターの感想をこのブログで書いています→HUNTER×HUNTER関連の記事一覧
【HUNTER×HUNTER】約2年ぶりの連載再開に向けて抑えておくべきポイント
暗黒大陸編(仮)
32巻の最後の話、第340話はカキン帝国のホイコーロ国王の暗黒大陸への進出を宣言するビデオから始まります。
暗黒大陸とは世界地図の外の世界のことです。
つまり、今までゴン達が冒険してきた国々は世界地図の範囲の中での話なので、実際の世界は実はもっと広いということになります。
暗黒大陸には様々な異人類が存在していて、人語を操る獣である魔獣も、元をたどれば外の世界から来たものなのだそうです。
暗黒大陸と呼ばれる世界地図の外の世界には、ハンターハンターの世界の各国が不可侵条約を結び、人類が進出することは長年タブーであるとされています。
その理由は、かつて人類が大陸へ進出しようとする度に「災い」が降りかかったからなのだそうです。
暗黒大陸を巡る「カキン帝国」と「ハンター協会」との遣り取りが次回からの物語の焦点となってくるはずです。
ビヨンド=ネテロ
暗黒大陸への進出を宣言したカキン帝国側の暗黒大陸探検隊の総司令官として、突如登場したのが「ビヨンド=ネテロ」と名乗る人物です。
真偽はこの時点ではわかりませんが、天涯孤独であるはずのハンター協会元会長「アイザック=ネテロ」の息子であるとされています。
このビヨンド=ネテロという人物は相当なカリスマ性を持っているようです。
ハンター協会の中心的な存在である「十二支ん」のメンバーたちもビヨンド=ネテロの演説を見て、心を揺さぶられている様子が描かれています。
第32巻のラストは「V5(近代5大陸)」からの特命だと言う、次の言葉で締めくくられています。
「ビヨンド=ネテロをハントせよ…!!」
また、ネテロ会長の「息子」を名乗る人物が現れたら十二支ん全員で見ろというメッセージとともに残されたDVDの内容も気になるところです。
一体どのような内容のメッセージが残されているのか、連載の再開とともに語られる時が来るでしょう。
パリストン
「十二支ん」の元メンバーであり、ハンター協会の副会長を務めていた人物である「パリストン」も今後のストーリーに大きく関わってくることが予想されます。
単行本32巻のラストで「十二支ん」を脱退し、カキン帝国側についたことが描写されています。
その経緯や理由はまだ一切描かれていませんが、おそらくは暗黒大陸探検隊のメンバーであると思しき10人の人物の一人に入ったのでしょう。
パリストンに関連して気になるのが、キメラ=アント編からの伏線の1つとして描かれている、約5000個の繭から孵った念能力を持つ半獣人達の存在です。
ジンが言うには、ネテロ会長が自爆した日にパリストンがハンター協会所有の大型飛行船100機を使い約5000個の繭を回収し、これらを使い遊ぼうとしているとのことです。
孵化した約5000の半獣人達を使いパリストンが何を目論んでいるのか、これも今後の物語の気になるポイントの一つです。
ゴンとジン
さて、肝心の主人公であるゴンはというと、どうやらジンとその仲間のハンター達とともに行動しているらしい、ということが描かれています。
「No.338/静寂」にて暗黒大陸への興味があることをジンはゴンに語っています。
故に、十中八九、今後の展開としてゴンとジンは暗黒大陸へ進出を目論むことになると予想されます。
ただし、暗黒大陸への進出はハンター協会やV5の思惑とは反する行為のはずです。
ジンもパリストンと同時の時期に十二支んを脱退しました。
つまりこれはジンとハンター協会は、ジンが十二支んの一人だった頃のような友好的な関係ではなくなったということを意味します。
そのことから考えると暗黒大陸編は「ジン」、「ハンター協会」、「カキン帝国」、これら3つの勢力による三つ巴のストーリーが始まるのではないでしょうか。
その他の主要メンバー達
ゴン以外の主要メンバーである「キルア」「レオリオ」「クラピカ」この3人が暗黒大陸編でストーリーに関わってくるかは不明です。
キルアはアルカと2人でしばらくの間旅をすると言い残してゴンの元を去りました。
レオリオは医者を目指して勉強中のはずですし、クラピカは仲間の「目」を取り戻しつつあることを示唆する様子が描かれています。
暗黒大陸に進出するという目的とは関係ないところで活動している3人ですから、今後しばらくはこの3人が登場しない可能性も十分に考えられます。
第32巻のラストの時点ではこの3人はゴンとは別行動をしているはずです。
しかし、ゴンがこの3人に宛てて、画像(動画?)付きのメールを送っている様子が描写されていることから、お互いに密に連絡を取り合っている状態ではあるようです。
そのことから考えると、暗黒大陸編でも何かのきっかけでゴンのもとにこの3人が駆けつける、なんていう展開もあるかもしれませんね。
まとめ
以上が暗黒大陸編(仮)において関わってきそうなポイントです。
まだ情報が少なく、今後の展開は全く予想できません。
今後のストーリーが「暗黒大陸編」というネーミングになるのかも、まだはっきりしていないのが現状です。
約2年ぶりの連載再開に向けて、自分自身のためにも32巻を読んで復習してみました。