伝えることは難しい。一瞬で心をつかむ77の文章テクニックを読んで思ったこと

一瞬で心をつかむ 77の文章テクニック
人に自分の思っていることを伝えるのは難しい。
いくら一生懸命話したり、文章を書いても、やり方を間違えるとうまく伝わらないことが多い。
親しい人にさえも勘違いされて理解されたり、ましてや他人には簡単に思いは伝わりません。
僕のような作品を作る人間にとって、とても大事なことです。

ブログを書くようになって今日で22日目です。
なんとか、「毎日更新する!」という目標も続いています。
僕は、基本的に文章を書くという行為は苦手意識があって、それを何とかすると言うのはブログを始めた理由の一つでもあります。

一週間ほど前に本屋さんに寄った時に、文章の書き方の参考書がほしいと思って、見つけたのが「一瞬で心をつかむ77の文章テクニック」でした。
この本を選んだのは一瞬で心をつかまれたからです^_^;
と言うのはさすがに言いすぎかもですが、「ブログ」というものの性質上、必要なのは「正確な文章力」よりも「目を引く文章力」だと思います。
ブログを書くための参考にと思っていた僕にはこの本はぴったりでした。
使いこなすにはまだまだですが…

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一瞬で心をつかむ77の文章テクニックを読んで思ったこと

同じ内容の文章でも書き方で印象が変わる

この本では題名にあるように「心をつかむための77のテクニック」について書いてあります。
その中の1つのテクニックにごとに、内容は同じだけど書き方の違う例文が2つずつ紹介されています。
言ってしまえば良い例と悪い例なのですが、ちょっとした工夫でこんなに印象が変わるのかと、文章の素人の僕は関心しながら読んでいきました。
特にブログでは、読む人は一瞬の印象で判断しますから、非常に参考になります。

大事なのはタイトルと書き出し

文章は最初の部分が一番大事というです。
興味を満ちやすいタイトルでなくては、そもそも読んでもらえません。
書き出しからの流れが良くないと、読者は文章を理解しづらくなります。
逆にいうとタイトルと書き出しが良ければ残りの文章も読みやすくなるということです。
言われてみると確かにその通りで、ただ淡々と書かれているだけの文章はつまらないし内容も理解し難いです。

作品と文章の共通点

この本を読み進めていく中で思ったのは、この本に書いてあるようなテクニックというのは、作品を作ることと共通する部分があるということです。
僕は、作品を作る人間なので、どうしてもアートと絡めて考えてしまうのですが、この本の帯にこんなことが書いてありました。
「内容はいいハズ…なのになんで伝わらない…」
「なぜこんな文章が評価され、自分のは読まれさえしないのか…」
この切実な悩みみたいな文を読むと、なんか自分の作品に対して思うのと同じような感じで嫌なのですが、こういうところが共通している点だと思います。

アートも文章も一瞬で心をつかむことが大事!

作品も文章と同じで、まず「一つの主題」があって、それを周囲の装飾となる部分で説明したり補完して完成するわけです。
一瞬でコンセプトの伝わる作品は、鑑賞者の目に止まりやすく評価されやすいですが、いくらすごいコンセプトを内包していてもそれが見えなくては鑑賞者は、素通りしてしまうのです。
よ〜く見るとおもしろい作品というのもあると思いますが、見知らぬ作家の作品をそこまで真剣に深く考察しながら観る人は稀ですよね。
そう言った意味で文章と作品は表現の方法が違うだけで同じような性質を持っていると言えます。
もちろん、この本に書いてあるテクニックは作品には直接使えるわけではありませんけどね。
導入に当たる部分が大事という考え方は同じだなあと思います。

まとめ

最初に書いたように僕がブログを書こうと思ったのは自分の文章力の無さをなんとかしようと思ったから、という理由があります。
これは、小学生の頃から本当に文章を書くの嫌だなあと思い続けていて、読書感想文とか一体何の罰ゲーム?みたいな気持ちで嫌々書いていました。
まだまだ僕はブログを始めたばかりですが、少しづつこのキーボードを叩く行為にも慣れてきた気はします。
作品も文章も人に何かを伝えるという点で同じようなものです。
だから、結局は避けては通れない道ということですね。
伝えるということは難しいです。
でも、伝わるための工夫をすることは出来るということです。

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