「マインドマップ」という言葉は聞き慣れない言葉かもしれません。
使い方がわかっていると非常に便利な思考法の一つです。
マインドマップはその見た目から「樹形図」なんて呼び方をすることもあります。
簡単に説明すると、一つの事柄から枝分かれしていくイメージを次々に書き出していくことによってわかりやすくしちゃおう!と言う、思考ツールのことです。
まず、テーマとなるキーワードを中心に書き、そこから連想されるものを線でつなげていきます。
たくさん書きすぎて字が細かくなってしまいましたが、この図は僕が現在住んでいる「山梨県」をマインドマップによって書き出してみたものです。
「山梨県」から連想される要素を次々に書いていくことで、「山梨県」と言うもののの実態がわかってきます。
「マインドマップ」という名称は商標登録されていて、トニー・ブザンという人が提唱した思考法だそうです。
マインドマップは分解的に物事を考えることが容易になるので、複雑でわかりにくい事柄でも理解することが簡単になります。
iPadを使って物事の分析をする
SimpleMind+
マインドマップはもちろん白い紙に手書きで書いても良いのですが、現代の利器であるiPadなどを使って作成するのがお勧めです。
書いたり消したりレイアウトを買えたりが自由に出来ますからね。
マインドマップ作成アプリはたくさんあるのですが、僕が使っているのは「SimpleMind+」というアプリです。
「SimpleMind+」という名前の通りに非常にシンプルで余計な要素がなくて使いやすいのが愛用している理由です。
マインドマップ作成アプリの中には写真を貼り付けたりできる、高機能なアプリもあるのですが、逆にめんどくさく感じてしまいました。
SimpleMind+は無料版と有料版があるのですが、とりあえずは無料版で十分だと思います。
僕は、無料版をダウンロードして特に不満や問題なくしばらく使っていました。
しかし、作成したマインドマップを印刷したり、Dropboxにデータをエクスポートしたりは無料版では出来ないので、有料版にアップグレードしたという経緯があります。
また、iPhone用やMac用のアプリもリリースされていますが、iPadで編集するのが一番お手軽で便利だと思うのであまり使っていません。
iPadはいつも手元にあって起動も早いので、おもいついた時にサクッと作業ができるのが良いところです。
アートとマインドマップ
テーマを突き詰めて考える
僕のような作品を作る人間にとってマインドマップはすごく便利な思考ツールだと思います。
作品のアイデアを考える際にマインドマップを使うことで、作品のコンセプトの完成度を高める助けになるかもしれません。
アート作品のコンセプトというものは一種の思考ゲームのようなところがあるので、物事を分解して考えることが容易にできるマインドマップは最適なツールの一つと言えます。
自分自身を分析する
一つの試みとして「自分」をマインドマップの中心に書いてみるのも良いかもしれません。
自分自身を分析することで、自分の新たな側面が見えてくるかもしれません。
作品というのは自分の分身のようなものですからね。
自分自身を理解することが作品制作の第一歩かもしれません。
まとめ
iPadを使ってマインドマップを作成することで物事を分解的に理解することが容易にできるようになりました。
アートはその作品のテーマになる事柄を分析して、伝えたいことを表現することが大事です。
そう考えると、マインドマップは作品のコンセプトを考えたり整理するには非常に便利な思考ツールですね。
ほんの10年ほど前とは打って変わって、iPadのような便利な道具が存在するようになったということは驚くべきことです。
「作品を作る」という行為はかつて、アナログな行為の代表のようなものでした。
しかし、現代ではアナログな技法を使いつつも、デジタルな手法も取り入れつつ作品制作を行うというのが、現代的なアート制作のあり方なのではないでしょうか。