この写真は、僕が現在使っている作業机の表面の写真です。
いつも、はんだ付けを大量にするような作業をしているために、ハンダの「ヤニ」がたっぷりと付着してしまっています。
これ、どうやって掃除したものかと悩んだ時期もあったのですが、『無水エタノール』を使うと簡単に落とすことができるということがわかったのです。
無水エタノールは、それ以外の用途でも非常に便利ですよ。
油性マジックや手垢などの汚れも落とせます。
それに、ラッカーシンナーなどの強力な有機溶剤と違って、材料を侵食しにくいのです。
汚れの付着している下地を傷めにくいということですね。
なので、いろんな物に使うことができるのが、良い所です。
作品制作にも使うことができるし、普段のお掃除も大活躍してくれております。
油性マジックとか手垢とかいろいろ落とせるし、使えるものが多い
無水エタノールは薬局に売っています。
普通だと消毒に使うのかな?
でも、お掃除用にも使うことができるのですよ。
僕の場合は作品制作の途中で部品の洗浄に使ったりとか、油性マジックを消したりするのが主な用途ですね。
ティッシュなどで
具体的な使い方としては、ティッシュ等に染み込ませて使うのがお手軽で良いです。
ティッシュ以外だと、ボロ布(ウエス)などを使うのもよいでしょう。
拭き取りたいものによって使い分けると良いと思います。
エタノールの瓶の口をティッシュにあてがって、瓶を傾けます。
そうすると、瓶の口からエタノールが出てきてティッシュに染み込ませることが出来ます。
このティッシュで机を拭くとものすごい汚れが・・・
流石に大量についていたハンダのヤニは、一度では拭き取れず、3回ほどこの作業を繰り返しました。
バッチリ綺麗になりましたね。
ちなみに、ラッカーシンナーなどでも同じことができます。
しかし、ラッカーシンナーはかなり強力な有機溶剤なので、何度も使っていると木製の机をボロボロにしてしまうかもしれません。
そんな時も、エタノールだったら刺激が弱いので、けっこう大丈夫なのですよ。
油性マジックを消す
作品制作をしていると、部品などを分類するために、容器などに油性マジックで名前などを書くことがあります。
上記の写真は絵皿に僕の名前が書いてあるわけなのですが、こうやって書いた後、次の作品を作り始める前には、文字を消す必要が出てきますよね。
そんな時にはエタノールを使って、文字を消します。
油性マジックはある意味エタノールと非常に相性が良くて、あっという間に消えます。
すぐに消えるので、気軽に油性マジックでいろんな事をいろんな場所に書くことができるのです。
作業するときに、ちょっとした印を油性マジックで書いておくと、なにかと便利なのですよ。
例えば、次に足をつけるのはここだぞ〜とかいう感じで、作品に油性マジックで目印を書いておくのです。
油性マジックだったら、(普通だったら)簡単には消えないし、濃いので目立ちます。
そして、エタノールを使うと簡単に消すことができるし、例えばプラスチック的な素材を使っている作品であっても、素材を変性させること無く汚れを落とすことができる場合が多いので安心なのです。
キーボードやマウスの手垢
それと制作には関係ないのですが、キーボードやマウスについた「手垢」なんかも簡単に落とせますよ。
方法は、ティッシュに染み込ませたエタノールで拭き取るだけなので簡単です。
もちろんキーボードやマウスのプラスチックを侵すことも(絶対とは言わないけど)無いので、大丈夫です。
特に、白いキーボードを使っていると、いつの間にか手垢が付着していて、きたな〜い見た目になってしまいますからね・・・
定期的にエタノールで拭いてやると、キーボードやマウスを綺麗に保つことができるでしょう。
ちょっとだけ使用上の注意点を
注意点としては、エタノールで変性してしまうものもたまにあるので、そこだけは気をつけてください。
以前、小さな合成皮革製の袋をエタノールで拭いてみたら、白くなってしまいました。
まあ、別にどうでも良かったものだったので、良かったのですけどね・・・
『大丈夫だろう』と思っても、一度目立たないところを拭いたりして、試したほうが良いです。
それと、使用中は火気厳禁です。
エタノールは燃料としても使われることがあるくらいなので、ものすごく良く燃えます。
これを使っている時には、絶対にライターなどを使用しないようにしてください。
まとめ
エタノールは、作品を作ったりするような作業を補助するような感じで頻繁に使います。
いろんな汚れを、(あまり)下地をいためないで取り去ることができるので、非常に便利です。
また、作品制作以外でも普段のお掃除にも使える物は多いかと思います。
特に手垢がたっぷりとついたキーボードやマウスなどを、お掃除するにはお手軽だし、安全です。
皮脂系の汚れや油性マジックなどには効果がありますよ。
一家に一本あるとなにかと便利かもしれません。