自作した道具といえば、僕の作業机の上にいつも置いてある、鋼鉄製の尖った針のような棒があります。
これ、何か特定のことに使うということは無いのですが、なにかと便利に使うことができるのですよ〜
意外と使用頻度が高いのです。
例えば、作品の部品などにどうしても取れないようなゴミがくっついてしまったとしたら、それをカリカリとやって取り除いたりとか・・・
材料に穴を開けたいときにブスッと刺すとか・・・
まあ、地味なのですが、目の前にあると何かと使う機会があって便利な道具なのです。
引っ掻いたりとかつついたりとか刺したりとかできる、焼きの入ったとがった鉄の棒
これも、昔作った道具でして、もう4年ほど使っています。
長持ちしている、理由の一つは「焼き」が入っているからでしょうね。
このぶっとい針のような道具は「炭素鋼」という炭素が入っている鉄の棒を使って作りました。
鉄の棒ですから、曲げたり伸ばしたりするには「熱間鍛造(バーナーの炎や炉などで真っ赤にした鉄を叩いて加工する方法)」することが必要です。
なので、熱い状態の鉄を金槌で叩いて伸ばして形を整えた後、最後に針のような形状に削りました。
そして最後に「焼き」を入れるのです。
あれですよ、職人さんが日本刀を鍛造して最後に水に入れて「ジュッ」とやるやつです。
そうして焼きを入れると、炭素鋼ならば非常に硬い状態に変化するのです。
なので、いろんなところを引っ掻いたりつついたりとか刺したりしても、形が変わらずにずっと使うことができるというわけなのです。
いろいろと使える
以前、アルミホイルを素材に何か作れないかと、実験的な作品を作ったことがあります。
この時も、この鋼鉄製の針を使用しました。
まあ、この道具はもともと何か特定の用途のために作ったわけではありません。
「作っておけば何かと使えるだろう」という気持ちで、鉄をカンカンしたりゴリゴリ削って作ったというわけなのです。
実際に目の前に置いてあると、ちょっとした時に必要になったりするのです。
ホント、いろいろなことに使うことができるのですよ〜
ケガキ針(金属板の表面を引っ掻いて印をつける道具)のような用途ににも使えますし、細かいところを抑えたりとかコリコリしたりするのにも使えます。
すっごく地味ですが、意外と重宝している存在なのです。
まとめ
鋼鉄製の鉄の棒を熱間鍛造して作った針のような尖った棒は、意外と便利です。
ちょっとした時に、いろいろと使えるので、作っておいてよかったと思っています。
また、「焼き」が入っているので、非常に耐久性が高いです。
例えば、金属の表面をカリカリと引っ掻いたとしても、ほとんど摩耗することもないので、気軽にいろんな素材に使うことができるのです。
ケガキ針としても使うことができるのも、地味に便利です。
まあ言ってしまうと、無くてもいいけど、あると便利な道具ということですね。